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九州地方整備局 港湾空港部 海と空のコーナー
 
南九州の物流と観光の拠点を目指したみなとづくり
国土交通省 九州地方整備局 宮崎港湾・空港工事事務所
 
 宮崎県の港湾は、背後に日向・延岡地区の新産業都市を控え工業港的な役割を果たし、本県の外貿流通拠点港湾の機能を拡充しつつある細島港、県全体の港湾取扱貨物量の約50%を取扱うなど県一の規模を誇り、南九州の物流拠点港としての役割を果たしている宮崎港、県南地域の産業を支える物流拠点港としての役割を果たしている油津港の3つの重要港湾と13の地方港湾、1つの56条港湾の合わせて17の港湾から構成されています。
 九州地方整備局宮崎港湾・空港工事事務所は、南九州の物流・観光の拠点となる宮崎港と細島港、そして空の玄関口である宮崎空港の整備を行っています。
 
宮崎県の港湾
 
◇内貿ターミナル機能の強化とアジア経済圏で発展する港湾への転換 宮崎港
 
 宮崎港は大淀川の河口に位置する、宮崎市の海の玄関口です。戦後、宮崎市が発展してくるにつれ、港湾整備が強く望まれるようになり、昭和32年より改修事業が着手されました。昭和48年には重要港湾の指定を受けて、大型船舶に対応する港湾の整備計画が策定され、これ以降、本格的な建設工事が進められています。平成2年にフェリーが就航して以来、順調に取扱い貨物が増えています。一方、平成8年度には国際観光船埠頭が暫定供用しを開始し、人々が集う観光港として着々とその姿を整えてきています。また、「宮崎・日南海岸リゾート構想」の一環としてマリーナや人口海浜からなる「みやざき臨海公園」がオープンし、アメニティーの高い港湾空間の形成が進んでいます。
 
現在の宮崎港
 
フェリーバース
 
 さらに、平成15年3月には「内貿ターミナル機能の強化とアジア経済圏で発展する港湾への転換」を目指して、新たに外貿貨物取扱埠頭を整備する等を盛り込んだ港湾計画に改訂されました。このように、これからの宮崎港は、地域や産業活動を支える港として益々の発展が望まれています。
 
将来計画(鳥瞰図)
 
宮崎臨海公園







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