3)体験作品入賞者リスト(平成15年度)
(1)特別賞
(1)知事賞(1点)
川崎 航 (吉原小6年):「お父さんみたいな漁師になりたい」
(2)舞鶴市長賞(1点)
浜内 美波 (吉原小5年):「おじいちゃんからお父さんへ」
(3)舞鶴市教育長賞(1点)
武田 沙織 (大浦小6年):「お父さんの大変さ」
(4)京部府漁業協同組合連合会長賞(1点)
奥野 由希 (美津小5年):「大敷網の体験」
(5)京都府水産振興事業団理事長賞(1点)
平山 葵 (大浦小5年) :「私達の海」
(6)選考委員特別賞(1点)
武田 愛美 (大浦小) :「漁師の仕事は大変」
(2)優秀賞
(1)奥野 亮太 (岩滝小6年):「楽しかった地引きあみ」
(2)日下部 さつき (田村小5年):「すごい量の魚」
(3)井上 浩利 (吉原小6年):「ヒラメの放流」
(4)山下 祐理 (吉原小6年):「漁業について」
(5)桝本 航平 (神崎小6年):「体験、地びき網」
(6)竹林 優子 (福井小5年):「とり貝の観察」
(7)沖野 在 (宇川小5年):「水視体験」
(8)大隈 紀子 (橘中2年):「石けんづくり・バイオディーゼル」
(9)川村 隼平 (福井小5年):「へえ〜、そうなんだ」
(3)団体賞
久美浜町立田村小学校5年生
■選考委員
委員長 桑原 昭彦(京都府立海洋センター所長)
委員 松宮 孝志(舞鶴市経済部水産課長)
委員 阿波 敦子(舞鶴市教育委員会学校教育指導主事)
委員 野村 知史(京都府漁業協同組合連合会総務部長)
委員 本尾 洋((財)京都府水産振興事業団事業部長・栽培漁業センター所長)
4)「青少年の海と漁業に関する体験学習」実施要領と解説
平成15年度日本財団補助事業
1 目的
青少年が自然と向き合い、感動や驚きを体験する機会が少なくなってきた現在、漁場現場での体験やクルージング体験を通して、命の源である海についての認識を深め、豊かで美しい海を守っていく心をはぐくむ一助にするとともに、この取り組みを広く一般にアピールしていくことを目的としています。
2 主催団体
財団法人 京都府水産振興事業団
3 後援団体
京都府
4 事業の内容及び実施要領並びに解説
(1)種苗生産現場で体験と講師の派遣
(1)実施時期:5〜9月
(2)実施場所:京都府栽培漁業センター(宮津市小田宿野)
(3)参加対象:小・中学生、海づくり少年団
(4)実施内容:栽培漁業センターにおける種苗生産現場の見学等
及び講師派遣による事前学習
解説
* 種苗生産現場:
5〜8月は魚類種苗生産の盛期で、栽培センターの陸上水槽や海面生簀ではマダイ・ヒラメ・クロダイの稚魚が多数飼育されています。防疫体制上見学には多少の制約があります。また、陸上水槽では、多数のアワビ・サザエの稚貝を飼育しています。
* 派遣講師: 事前学習のための講師を派遣します。また、学習の内容によってそれぞれの分野での講師派遣について相談をお受けします。
(2)漁業体験
(1)実施時期:6〜9月
(2)実施場所:京都府沿岸各地
(3)参加対象:小・中学生、海づくり少年団
(4)実施内容:定置網乗船見学・地曳網漁業体験等
解説
* すでに漁業体験に取り組んでおられる場合、学習内容をより充実するための支援をいたします。
* 新しく計画される場合は、漁業体験先の紹介や費用の一部補助等を行います。
(3)青少年の海と漁業に関する体験作品募集
(1)実施時期:5〜9月
(2)参加対象:小・中学生、海づくり少年団
(3)実施内容:「海と漁業体験」をテーマとした作品の募集及び作品集の発行配付
解説
* 別紙募集要領を参照
(4)講演会
(1)実施時期:9月7日(日)
(2)実施場所:総合文化会館(舞鶴市)
(3)参加対象:海づくり少年団ほか
(4)実施内容:(講師)海洋冒険家(ヨット冒険家) 堀江 謙一 氏
解説
* 内容は未定ですが、海にかける熱い思いをお話しいただけるものと思います。
* 「ふるさと海づくり大会」に参加いただく「海づくり少年団」をはじめ、一般小・中学生の参加を歓迎します。また、会場に余裕があれば、一般の方にも参加いただけます。
(5)舞鶴湾クルージング
(1)実施時期:9月7日(日)
(2)実施場所:出航はふるさと海づくり大会会場(しおじプラザ)
(3)参加対象:小・中学生、海づくり少年団、関係機関
(4)実施内容:観光船による舞鶴湾クルージング
解説
* 当日は、実行委員会から一般参加府民を対象としたクルージングも実施される予定です。
(6)企画展示
(1)実施時期:9月7日(日)
(2)実施場所:ふるさと海づくり大会会場(しおじプラザ・総合文化会館)
(3)実施内容:海や海の生物・漁業や栽培漁業・小中学生の参加した漁業体験の様子を
パネル紹介します。
(7)魚や貝の種苗放流体験
(1)実施時期:「ふるさと海づくり大会」当日のほか、5〜9月
(2)実施場所:ふるさと海づくり大会会場(しおじプラザ)ほか
(3)参加対象:大会参加者、小・中学生
解説
* 大会会場での放流は大会参加者を中心に一般参加者にも参加していただけます。
* 大会当日の放流以外にも、市町・漁協等が各地先で行う放流にも放流種苗を提供します。また、栽培センター見学時に放流することも可能です。
* 学校等で放流を計画される場合には事前のご相談に応じます。
* 放流種苗については、時期が限られますので、事前に相談してください。
(8)情報発信
(1)実施時期:6月(予定)
(2)実施内容:本事業の実施状況をインターネットで発信します。
5)栽培漁業センター施設見学実績(平成15年度)*1
月日 |
学校名 |
人数*2 |
備考 |
4月24日 |
宮津市 宮津小学校 |
103名 |
|
5月14日 |
宮津市 京都府立海洋高等学校 |
20名 |
|
28日 |
宮津市 吉津小学校 |
14名 |
|
6月3日 |
弥栄町 黒部小学校 |
18名 |
|
6日 |
長岡京市 長岡第七小学校 |
55名 |
ヒラメ放流 |
10日 |
宮津市 府中小学校 |
30名 |
〃 |
16日 |
大宮町 大宮第三小学校 |
17名 |
|
17日 |
宮津市 栗田小学校 |
17名 |
ヒラメ放流 |
26日 |
宮津市 由良小学校 |
15名 |
|
27日 |
網野町 網野南小学校 |
52名 |
ヒラメ放流 |
〃 |
宮津市 日置小学校 |
8名 |
〃 |
7月1日 |
網野町 郷小学校 |
13名 |
|
7日 |
弥栄町 鳥取小学校 |
23名 |
ヒラメ放流 |
|
宮津市 養老小学校 |
13名 |
〃 |
10日 |
野田川町 三河内小学校 |
32名 |
|
8月25日 |
京都府 府内5・6年生 |
21名 |
ヒラメ放流 |
9月4日 |
加悦町 加悦小学校 |
46名 |
〃 |
〃 |
宮津市 宮津小学校 |
102名 |
〃 |
9日 |
大江町 美河・美鈴・有仁小学校 |
65名 |
ヒラメ・マダイ放流 |
25日 |
大宮町 大宮第二小学校 |
20名 |
ヒラメ放流 |
〃 |
峰山町 長岡小学校 |
30名 |
〃 |
26日 |
舞鶴市 福井小学校 |
34名 |
〃 |
10月7日 |
舞鶴市 東八田小学校 |
42名 |
〃 |
10日 |
弥栄町 溝谷小学校 |
19名 |
マダイ放流 |
23日 |
弥栄町 弥栄中学校 |
16名 |
|
合計 |
|
825名 |
|
|
*1: 学校関係の団体のみ *2: 引率の先生方を含む |
今年度の「ふるさと海づくり大会」は9月7日に舞鶴市で開催されました。午前中は舞鶴市総合文化会館で著名な海洋冒険家「堀江健一」先生を招いて、「海はいつも友達だった〜ヨットと風と太陽と〜」をテーマに講演を催しました。子供達は海への夢を大いにかき立てられたことでしょう。午後には海づくり少年団らを中心とするマダイ・ヒラメの記念放流や舞鶴湾クルージング等がありました。この一日、子供達は海そして自然と生き物への思いを深め、そして環境の大切さを学んだことと思います。
さて、この作文集は各地で催した漁業体験、イベントや栽培漁業センター施設見学などの教室外での体験学習をつづった子供達の力作をいわば集大成したものです。この体験学習事業の主役は応募してくれた小・中学生、そして脇役は彼らを支えて企画指導された先生方や父兄です。一方、日本財団の助成金を受けての本事業の実施に際しては漁業者・関係団体、京都府、沿海市町や教育委員会からの多大な指導・支援がありました。また、美鈴小学校の越後義昭校長、吉原小学校の森下邦明校長、豊栄小学校の赤井成人教頭と島津小学校の鈴木勝雄教諭からは一部写真の提供を受けました。ここに記して、皆様に厚くお礼を申し上げます。
この作文集に関する「青少年の海と漁業に関する体験学習」事業の内容は、当事業団の下記ホームページでも紹介されています。折に触れて閲覧していただき、ご批評などをお寄せいただけますと大変嬉しく思うしだいです。
|