| 4-4 水科学検索系システムへのURL登録  (社)企業研究会主催CAMMフォーラム12月合宿例会(2003年12月19日)にて、水科学総合知見情報プラットフォームにおける水科学・計算物理・計算化学関連URL登録作業をインターネット経由で行った。協力した企業研究者は以下の8名である。   協力企業研究者 石田(住友化学)、大沼(電力中央研究所)、小高(旭硝子)、加藤(FDK)、西田(村田製作所)、長谷川(デンソー)、光武(キャノン)、宮田(エプソン)    登録用ブラウザー画面を示す。      このように登録画面が非常にシンプルであるので、5分程度の説明のみで全員登録作業を行うことができ、合計26サイトの登録を完了した。  登録作業当時はログインしたアカウントで登録したURLのリストしか表示できなかったので、特に有名なサイトに関しては既に他の者が登録済みか否かの判断ができず、不便を感じた者が多かった。現在は他のアカウントからの登録URL(全URL表示)も表示できるよう改善されたので、この点については解消されている。   全URL表示画面    ただし、この全URL表示機能は登録日時にしたがって並べられるので、登録サイトが増えた際は、他の条件による並べ替え機能が必要になってくると考えられる。    このURL登録機能は全体的にはシンプルでありながら、非常に使い勝手がよく、多くの研究者によって定常的にURL登録作業が行われることによって、非常に有益な検索用データベース構築ツールになり得ると考えられる。    2004年2月13日に「水科学総合知見情報プラットフォーム」ワークショップを創業支援推進機構の主催により、日本財団において開催した。プログラムは以下のとおりであった。   「水科学総合知見情報プラットフォーム」ワークショップ 日時:2004年2月13日 場所:日本財団会議室 プログラム (座長:伊藤(東芝)) 13:00〜13:10 主催者挨拶                  紺野大介(創業支援推進機構理事長) 13:10〜13:20 運営委員会からの趣旨説明        大西楢平(NEC) 13:20〜14:00 招待講演I〜ミクロな視点から       田中秀樹(岡山大) 14:00〜14:40 招待講演II〜マクロな視点から       桑原邦郎(JAXA) 14:40〜15:10 水科学の知見情報の統合化と有効性 (1)基本的課題への取り組み        福本敦勇(豊田中研) (2)環境問題での課題            田浦昌純(三菱重工業) (3)新しいタイプの水             加藤彰彦(FDK) 15:10〜15:30 休憩   (座長:大西(NEC)) 15:30〜16:00 水科学プラットフォーム紹介(全体構想) 齊藤隆之(アンクル) 16:00〜16:40 水科学プラットフォーム実証例の紹介 (1)水クラスターの安定構造など      伊藤聡(東芝) (2)水クラスターの光吸収スペクトルなど 善甫康成(住友化学工業)                                石田雅也(住友化学工業) (3)計算デモと検索デモ           適宜(斉藤、伊藤)   16:40〜17:00 水科学総合知見における産学連携    里子允敏(日本大学) 17:00〜17:20 研究内容総括と展望             塚田 捷(東大) 17:20〜17:30 終わりに                    篠田大三郎(創業支援推進機構)   18:00〜 懇親会(日本財団8Fミーティングルーム)   このワークショップでは、 (1)ミクロな視点からの水科学の多様性について岡山大学の田中秀樹先生 (2)マクロな視点からとして数値流体力学シミュレーションの立場から水科学の多様性について宇宙航空研究開発機構の桑原邦郎先生が講演を行った。そして、これらの水科学の多様性に関して今回のプラットフォームを用いた水科学知見情報の統合化と有効性について (1)基本的課題への取り組み (2)環境問題での課題 (3)新しいタイプの水 のそれぞれの観点からワーキンググループのメンバーが発表を行った。後半では水科学プラットフォームの紹介とそれを用いた実証例についての発表があり、計算系と検索系についてデモが行われた。日本大学の里子先生は大学の立場から水科学総合知見を推進して行くに当たっての産学の連携の重要性について発表した。以下に各発表資料の抜粋を示す。 |