15.3 業務
15.3.1 業務内容
新造船、船舶の修繕、鉄鋼構造物の製造、金属構造物の防食等を行う。
日本、韓国、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア及び香港等の国家・地域に船舶、デッキバージ、浮ドック、クレーンバージ、特殊作業船、漁船等160以上の船舶を輸出。船級はABS、NK、KR、LR、GL、BV、DNV、CCS。
15.3.2 造船設備
表15-4: スリップウエイ
長さ(m) |
幅(m) |
万DWT |
クレーン |
備考 |
190 |
52 |
3 |
30t×3、50t×2 |
半乾ドック式 |
195 |
36 |
2 |
150t×1(門型) |
|
|
表15-5: 艤装岸壁
表15-6: その他設備
設備名称 |
能力 |
数量 |
プラズマ・カッティング・マシン |
6t、3m/min |
1 |
カッティング・マシン |
|
6 |
パイプ・ベンダー・マシン |
φ80-250、φ56-89、φ15-56 |
3 |
パイプ・ウェルデイング・マシン |
|
1 |
パイプ・テスト設備 |
|
1 |
油圧機 |
400t、500t |
2 |
ミラー |
12.5m |
2 |
三ロール付きローラー機 |
S8-16、S16-16 |
2 |
コールド・フレーム |
|
1 |
DC ウェルディング |
|
28 |
CO2 保護ウェルディング |
|
50 |
AC ウェルディング |
|
82 |
水中アーク自動溶接 |
|
6 |
垂直自動溶接 |
|
2 |
重力溶接機 |
|
2 |
マルチヘッド溶接 |
|
46 |
その他溶接機 |
|
6 |
バージ |
|
1 |
曳船 |
|
2 |
ブロック移動車 |
|
2 |
|
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
15.3.3 受注・建造実績
表15-7: 主要受注・建造実績一覧表
種類・用途 |
船主国籍 |
船級協会 |
隻数 |
竣工日 |
100TEUコンテナ船 |
オランダ |
BV |
6 |
1999 |
200TEUコンテナ船 |
オランダ |
LR |
11 |
1999 |
Blocks of 9000T MPC vessels |
デンマーク |
DNV |
|
1999 |
78m semis submersibleバージ |
日本 |
NK |
1 |
1999 |
クレーン・バージ |
香港 |
CCS |
5 |
1999 |
デッキ・バージ |
シンガポール |
ABS |
2 |
1999 |
78.5m semis submersibleバージ |
韓国 |
KR |
1 |
1999 |
42mm オイルタンカー |
シンガポール |
ABS |
1 |
1999 |
デッキ・バージ |
シンガポール |
ABS |
2 |
2000 |
デッキ・バージ |
シンガポール |
ABS |
2 |
2000 |
52m クレーン・バージ |
日本 |
NK |
1 |
2000 |
520TEU コンテナ船(109m) |
シンガポール |
ABS |
2 |
2000 |
4,000m3ホッパー・バージ |
日本 |
NK |
2 |
2000 |
6,000m3ホッパー・バージ |
日本 |
NK |
2 |
2001 |
519TEU5,650DWTコンテナ船 |
シンガポール |
- |
3 |
2001 |
1,500T・クレーン船 |
中国 |
|
|
2001 |
|
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
15.3.4 その他
●設計レベル
技術部で船舶建造技術の研究を行う。
技術部の研究者は34人で、うち工程師は7人。
●日系・外国企業との提携
中国国内の建造技術及び生産設備を導入。海外企業との提携はほとんどない。
15.4 経営・財務状況
15.4.1 資本金・出資者
表15-8: 主要出資者及び出資率
出資者 |
出資率 |
靖江船務工程総公司工会委員会 |
33% |
江蘇蘇美達船舶工程有限公司 |
33% |
江蔭揚子江船廠有限公司 |
32% |
その他(自然人) |
2% |
|
15.4.2 売上げ
図15-3: 近年の売上げ額の推移
15.5 今後
15.5.1 最近のトピック
1)ドイツ船主から855TEUコンテナ船8隻を受注(2002年11月)
シンガポールからの5,650DWTコンテナ船受注に続き、ドイツ船主と855TEUのコンテナ船8隻の建造契約を締結した。建造契約総額は1.08万USドルで、隻数、金額とも過去最高。
15.5.2 事業計画
●国際市場の開拓に努め、1万DWT以上の船舶建造をねらう。
企業経営の順調な発展のため、生産設備を更新し、技術力のアップを実現し、国際市場を開拓し、船舶の建造を徐々に千DWTから万DWTに移行する方針。
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