全長170m、幅30m、排水量8,000T以下の油槽船、化学薬品運搬船、客貨船、コンテナ船、RO/RO船、50,000DWTの浮ドック、潜水船、作業船、大型曳船・押船、鉄鋼構造物等の建造及びテレビ塔、陸橋等大型鉄鋼構造物等非船舶製品の製造。

　

　

　

　

　

　

　

●設計レベル

　自社の技術部門を持ち、船舶技術の研究を行っている。技術部門の技術者は252人で、うち工程師は89人、高級工程師は23人。

　

●日系・外国企業との提携

　日系企業を含め外国企業との提携関係はほとんどない。多くの生産用設備・技術・設計図は中国のもの。日本のJSQS標準を品質検査・測定標準として導入。

　

　

　

　

　

　

　エアバス中国公司からエアバスA380の部品輸送に使用する全長154m、幅24m、深さ19mのRO/RO船を受注。2003年8月進水、2004年3月引渡し予定。

　

　南京長江二号橋の影響で、金陵船廠の生産規模にも制限がある。すでに10,300DWTのRO/RO船2隻、3万DWTの多目的クレーン船1隻は高水位のときに進水し、低水位のときに南京長江二号橋を通過する方法で建造している。

　この問題を解決するため、金陵船廠、江東船廠、青山船廠、宜昌船廠及び金陵船廠職員持ち株会が共同出資して「江蘇儀徴真江船廠」を買収し、金陵船廠がマジョリティーを有する「江蘇金陵船舶有限責任公司」を設立。

　（旧）儀徴真江船廠は長江北岸の儀徴十二河口にあり、川岸線全長570m、3万DWTから10万DWTの大型船舶を建造できる有利な地理的条件を持っている。

　

　今後は、（旧）儀徴真江船廠の敷地で、大型新造船基地を建設する計画であり、親会社である中国長江航運集団の承認を得て、中国長江航運集団の「第10次5ヶ年計画」となっている。