日本財団 図書館


3.3.3 MCT
(1)MCTと電路の関係
(a)MCT前後部の電路には, 作業性を考慮し, 直線部分を設けること。
 
図3.23 MCTと電路の取付け例
ケーブル外径φmm 直線部Amm
30以下        400
40〃         600
50〃         800
60〃        1000
 
(注)ケーブル外径とは, 貫通部ケーブル群の内最大外径のケーブルとする。
 
(b)MCT前後部では, MCT幅にあった電路を使用し, 少なくとも二番目のハンガまでは取外し式とする。また, 2段式の場合も, 上段, 下段共に取外し式とすること。
 
図3.24 MCTと取外し式電路の取付け例
 
(2)MCTの取付け
(a)MCTの圧縮ボルトの位置は, 作業性を考慮して上部を原則とする。
(b)フランジの幅は, 最低60mm, 厚さは, 10mmを標準とする。
 
図3.25 MCTの取付け例
 
(3)MCTボックス
(a)甲板貫通部にMCTを使用する場合は, 作業性を考慮して, MCTボックスの使用を原則とする。
(b)MCTボックスは, 近くに隔壁又はスチフナがある場合は, それを利用したボックス構造とする。
(c)MCTボックスの板厚については, 装備場所及び箱体の大きさに合わせるとともに,船体主務者と協議の上決定する。
 
図3.26 MCTボックスの例
(注)C, Dの値はフレームの大きさ, 装備などにより適宜決定する。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION