3.1.5 作業スペース
機関室及び居住区の甲板裏に布設する主電路には, 電路の左右どちらかに約300mmの作業スペースを設けることが望ましい。
図3.5 ケーブル布設のための作業スペース
(1)蒸気管, 排気管
電路が蒸気管又は排気管と交差又は平行する場合の間隔は, 一般的には200mm程度離すのが望ましいが, ケーブルの種類, 防熱材の表面温度, 通風状態などにより決定する。
図3.6 電路と蒸気管, 排気管との間隔の例
(2)一般艤装品
電路と油, 水, 空気管などのパイプ, 通風ダクト, 天井内張及び同用主根太などの一般的な艤装品との間隔は, 約100mmとする。
(3)船殼構造物
(a)デッキビーム, ウエブビームなどの下面とハンガ上面までの間隔は, 約100mm以上確保する。
図3.7 構造物とハンガの間隔の例
(b)電路の横方向に構造物がある場合には, 図3.8の寸法を確保する。
図3.8 構造物と電路の間隔の例
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