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6.1.129 F.1.129 residual materials*
 利用できる製品を除く全ての化学薬品と機器で、プラントの生涯を終えた段階で環境に残っているもの。
 
 技術、要員、およびプラントの生涯のアクテイビティを行う為のツール。
 
 現行で使える技術、要員、およびプラントの生涯のアクテイビティを行う為のツール。
 
 プラント設計の評価結果であって、安全性と危険運転に関するもの。可能な失敗や結果の原因を明確にして、修復を推奨すること。
 
 プラント設計の安全性と危険運転に関する評価の初期結果。
 
 安全性を考慮して作られるプラントの解析と評価のドキュメント。
 
 プラントの安全性に関する作業毎のドキュメント。
 この仕様は、プラント設計に対して安全性の観点から作成される。
 
 プラントプロセス設計、運転および制御の正規のレビューを行い、全ての安全機器が適合しているか否かを判断する。
 プラントの安全要求事項には、液体流出源、可燃性毒性の蒸気漏洩、冶金やその他の物質の信頼性、部品故障率、運転者の対応力と誤操作、フェイルセイフ計装、機器配置、機器台の数や寸法、火元からの輻射、放出システムの設計概念、耐火試験結果、熱と関係する大気放出の寸法、爆発とそれによる衝撃波の影響などがある。
 
 プロジェクトの時間軸のあるリストで、次のものが記述される
- what is supposed to happen;
- when it is supposed to happen;
- task sequence and dependencies;
- restraints and constraints;
- float;
- critical path.
 
 物理的な情報を持たない機能設計の、寸法のない2次元の図表現。
 系統図には次のタイプがある
- PFD;
- P&ID;
- electrical single line;
- motor control;
- control loops;
- HVAC;
- plumbing;
- input output.
 P&IDの段階で作成される系統図や他の設計ドキュメント。
 
 an 初期の物理的な寸法がない、2次元図で表現されたシステムの機能設計で、概念設計中に作られて必ずしも物理情報を持たない。
 
 プラントが建設される物理的配置情報やサイトでのプラントの条件(もしあれば)。
 サイトの情報には次のものがある:
−地質データであって、工事の前後の地形の輪郭や、地下の構造、並びに地震のアクテイビティなど。
−気象データで、季節風や降水、降雪あるいは外気温度など。
−道路データ
−所有地
−ユーティティ
 サイトの情報とは、ISO 10303の観点からいうと、敷地の広さに起因する。それらは、物理的な空間のプラントの既存のアイテムや要素の特性を定めるパラメタであり、当事者以外の独立した者による測定によって確認されたものである。例えば、プラントオーナによって配管敷設の為に決められた敷地の広さは、AECの代表者によって再確認された場合には、’確認された’ものと見做される。もし、敷地面積の確定の折に不一致が発見された場合には、初期の確定の為の計測手順は、測定が正しいことが明らかになるように繰返されなければならない。
 既設のプラントの状態とは、既設プラントの改修や改造及びプラントプロジェクトの拡大に対する特性である。
 
 表現されたニーズや要求で、地域や国、あるいはグローバルなスケールで製品やサービスあるいはプロセスに求められるもの。
 大抵の場合、市場調査は、期待される要求や製品価格、あるいはあるところから求められるサービスを明らかにする。
 
 プラントのハードやその設計と建設を管理するシステムの記述であって、コンセンサスが得られ管理下にあるもの。
 
 建屋やプラントの基礎に必要なユーティティやサービスを確立することで、オーナ要求や最終のシステム設計や空間配置に基づいているもの。
 
 計装と制御システムの特性を定義して、運転要領書と安全要件に基づいてプラントの運転の必要事項を満たす。
 制御システムは、プラントの安全性を確保し、製品の品質を保証し、かつ機器を安全に保つのに使われる。これらのシステムは、プロセス反応、フロー、温度、圧力、および水位などのプロセスに使われる。それらは自動制御されプタント自体に表示される。制御要求は通常、運転要領にて作成され、P&ID図と計装リストに記述される。
 
 機器それぞれの主たるアイテム機能特性を、プラントの運転要件、プロセス技術、および最適化の観点から決定すること。
 機能特性には、機器タイプ、プロセス流体の入出力、容量、状態、機器冶金、配管と計装機器、電力需要、および補機システムなどがある。
 
 配管と計装周りを決定することで、当該プラントに対する機能要求に基づいたプロセスプラントによって要求されるもの。
 配管および計装の機能要件は、プラントの製造能力、プロセスタイプあるいは技術、制御方法、プロセス流体の化学成分、および機器のレイアウトに応じて、決まる。また、考慮されなければならないものに、代替運転の条件、保全要件、およびプラントの運転と要員の安全の問題がある。こういったアクテイビティの結果が、P&ID図、線図、機器リスト、および計装リストにまとめられる。
 
 製品の生産に関して全ての必要な機器要素やプロセスプラントの運転に必要となる消耗材。
 
 仕事、設計、アクション、あるいはスケジュールの近況報告。これは、品質保証のフィードバックの仕掛けである。
 
 プロセスフローの化学成分、物理的状態、および物量。
 
 図面、マニュアル、計算書など調達されたものに関する会社から受取ったもので、詳細設計やその性能の情報である。
 サプライヤのドキュメントに当てはめられるステイタスには次のものがある:
−仮(プロセス設計情報の中に)
−許諾済(サプライヤからの情報は、引渡された機能や物理的なデータを正しく記述し保証できるものである);
−工事用に発行済
 
 組織に物やサービスを提供する会社のリスト
 種類やサプライヤリストに含まれるもの:
- approved;
- recommended;
- partnered.
 
 概念レベルにて、これはシステムの物理的なものやアイテムの初期の定義と表現である。
 
 概念レベルにて、これはシステムの空間系統や空間配置の初期の定義と表現で、システムの主たる要素を表す。
 
 物理的な物とアイテムならびにシステムの空間配置の定義と表現で、建設をサポートするのに十分詳細なもの。
注1 定義は、設計基準、P&ID図、仕様、その他のドキュメントや情報などで決まる。
注2 'system'の定義は、一般的に使われるより広義であり、構造的なものを意味する。
注3 システム配置と設計は、次のような事柄に分類される。
−評価フェーズ
a)Initial;
b)Design;
c)Final.
−システム型にて:
a)Piping;
b)HVAC;
c)Electrical;
d)Instrumentation and Control;
e)Structural and Civil;
f)Architecture;
g)Safety.
−機能の観点から:
a)Conceptual arrangement;
b)Spatial information;
c)Schematic diagram;
d)Piping and instrumentation diagram(includes piping connectivity and sequencing).
 HVACの空間情報システムの設計やレイアウトによって、その定義、物理的な寸法、配置座標、およびプラントの空間を占める全HVAC要素が決まることになる。それらの物理的な寸法、配置座標、および各要素の空間での特性のみが、本定義に含まれる。
 
 物理的な部品類やシステムの構成要素の初期定義とその表現。
 
 設計、製造、あるいはプラントアイテムの調達、サービスの開始、もしくはある種のゴールに達するのに要する計画もしくは予測された費用と時間。
 
 設計基準とオーナ要求事項であって概念的なプロセス設計の基となるもの。
 
 プロセスプラントの運転を通じて生成される物質およびエンエルギーで、顧客に販売されるもの。







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