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6.1.61 F.1.61 identify and define unit operations*(AAM 211)
 設計基準とオーナ要求を取込むことで、定義を明らかにし概念プロセス設計の為の基礎と出費する費用をドキュメント化する。もし、設計アクテビティが既存のプラントに関係する場合には、既存の運転は概念プロセス設計に取込まれる。
 
 設計基準とユニット運転に則って、機器の要求事項を明らかにする。機器の大きさは、熱及び物質バランス計算とユニット運転に依存する。
 
 プラントによって生成される製品の年間当たりの質と量の記述を固めること、並びにビジネス計算の為の予算立案に足りる主な手順を記述すること。
 性能要求は通常、単位時間毎の生産性で述べられる。
 追加の性能確認は、必ずプラントの品質に対して行われる。この場合、連続プロセスに対する主なシャットダウン間の時間、復旧時間の割合や予想される破損などを含む。
 
 情報収集結果の要素であって、参照され物理的かつ変移特定やシンボル、機器仕様及び機器コストに関係するもので、概念や設計、建設、運転あるいはプロセスプラントの破棄に関係あるもの。
 
 プロセスプラントの建設や改修の初期に有益な知識。
 これには、サイト、管理機構の認可、オーナ要求、あるいは認可されたサプライヤなどの情報を含む。
 
 新規アイデアやコンセプトのことで、問題解決と作業の質の向上に為に、内部的に或いは一般から創出されるもの。
 幾つかの案や概念は、物やサービス、或いはシステムになっていく。ある程度まで、イノベーションは、プロセスに含まれる全てのアクテイビティの元になる、が抽象的な要因として新規アイデアや概念の創出が入力になることが非常に重要なアクテイビティとなる。
 
 サプライヤ、工事業者、及び組立て業者が契約どおりに作業していてしかるべき成果を出していることを検査するのに必要なアクテイビティの記述。
注:通常、計画書には検査されるべきもの、検査が行われる場所、検査の時期、及びその検査で行われるアクテイビティのタイプなどがリストされる。検査結果の報告要領は、通常、作成された検査計画書に入っている。
 
 プロセス停止中のプラントの検査に関する管理機構によって提示される要求
 
 検査やサプライヤ評価行為による報告
 
 プラントの平面一般配置図で、主要な全てのプラントやその場所によって影響される配送要素を見ることができるもの。プラントのバッテリ制限内の全ての主要機器の一般配置もまた含まれる。
 
 特許を持つあるいは独自のプロセスや設計情報で、プロセス管理屋、サプライヤあるいは工事業者など、外部より購入もしくはライセンスを受けるもの。
 この技術は、ユニット運転過程での実験室データから、完璧で詳細化されたプラント設計や機器やモジュールのアイテムに及ぶ。
 
 P&IDに現れる情報のサブセットであって、熱バランスと物質バランスで、与えられたオウロセスに求められる配管の特性を記述している。
 この情報は、通常配管設計者によって、詳細設計時に、使われる。機器リストに相当するものである。
 
 プラントの保全に必要なアクテイビティを行い監視するものである。
 
 受領された、若しくは承認されたサプライヤのリストを期日まで保管する過程。
 
 プロジェクトを管理するには、プロジェクトを執行するのとその計画が予定通りに進んでいることをチェックするのに十分な資源がなければならない。プロジェクトの計画は、詳細技術計画や費用計画を確立するもので、エンジニアリングや建設、工事、あるいはプロジェクトの目的に適う最適のアクテイビティでなければならない。
 
 プラントの運転、保全、あるいは廃棄を方針決定し管理すること。
 
 プラントの安全を管理し、運転や保全するアクテイビティで、運転要領や規定に準じているもの。
 
 プラント管理を開始し実施する管理のオーソライズや方針決定、あるいはその手続き。
 
 意図された設計、建設、引渡、運転、あるいは予定されたプロジェクトの縮小などが監督官庁の法規要求に合致しているアクテビティ。これが適合していることは、文書化された合意書や安全適合報告書などの正式の文書で記録される。
 
 サービスとスケジュールの要求リストの形で建設計画に用いる。契約と合意に関して、サブコントラクタ、機器サプライヤ、および労働組合とプラントの工事の必要性に応じて交渉する。建設計画スケジュールを調整して、サブコントラクタや機器ならびに労働力も使えるようにする。
 
 プラントの運転に必要なアクテイビティを行い監視するものである。
 
 プラントオーナの運転上の目標。
運転目標には、生産、技術、プラント安全性、およびプラントの利用性などが含まれる。
 
 多数の異なるフェーズとプラント運転をカバーするドキュメントで、プラントを安全に運転するのに必要なもの。
 
 プラント設計を適用する環境規格(連邦政府、州あるいは地方の)に対して評価し要求に応じて設計変更をすること。
 これらの規定はプラントやプロセスの設計時の多くのアクテイビティに影響を及ぼす、それらは運転方法、プラントやプロセスの制御戦略、配管の仕様と設計、計装、および機器、並びにサイトの決定などがある。経営者の判断は得てして、保守的な計算がプラント設計に取込まれることを意味する。
 
 オーナから提供されるプラントの初期説明。
 オーナ要求事項は、設計要求やクリアントの一般使用の羅列である。オーナ要求は非常に一般的なものから詳しいものまでいろんなレベルがある。
 
 プロセスプラントの概念設計から廃棄までの生涯に含まれる仕事を貫徹すること。
注1 次のものがある:
- conception;
- research;
- design;
- construction;
- operation;
- maintenance
- retrofit;
- disposal.
注2 生涯を通じて出てくる主たるアクテビティには、契約書、規格の適合書、プラントの生涯で得られるデータ、プラントを運転してつくられる製品、プラントの生涯を終えた段階で環境にのこされる残留物などがある。これらの残留物には、製品精製中で発生するものやプラントの解体時に発生する廃棄物がある。
 
 個人であってプロセスプラントの生涯のアクテイビティに責任を持つもの。
 これらの個人には、エキスパート、熟練工や労働者がある。
 
 機器や計器、配管、弁、および接続やシーケンスなどの詳細なエンジニアリングを示す系統図。
 
 プロセスの定義はしっかりしている。計器が付けられる必要がある。
 
 計装の詳細であり、全ての管や弁類は寸法が決まっている。全ての弁類、空気抜きおよびドライン抜きが関係する。計装とループは、指示されているが、最終の計装は多分、未だ選択されていない。
 
 完全なP&ID図は、発行の為に、建設のエンジニアリングによって承認され、登録された正規の技術によって押印される。それは、P&IDの設計の最終段階である。それは、システムの物理設計時に起こる全ての変更をカバーしている。それは、どうつくられ、どうつくるべきか、計画に反映される。
 
 機器から機器へ流れる流体を運ぶもの。弁は流量を制御するのに使われることを意味している。流体を扱う主なラインの寸法は決まっている。
 
 プロジェクトの資金計画のアクテイビティ。このアクテイビティは、プロジェクトに対する予定経済効果を生み、経済計画を確立する。
 
 製品を生産するのに必要となる説明の類。
 生産された製品には、化学品、薬品、電力、石油、その他類似のものがある。
 
 全てのドキュメントでプロセスプラントの設計過程で関係するもの。
注:プラント設計ドキュメントには、承認された設計方法、物理特性を記述した基礎データ、および設計や設計時に使うキネマのデータとそのモデル、腐食データおよび建設に用いる材質の選定基準、サプライヤの評価データ、資金や運転費用の見積、およびいろんな要求事項などがある。
 
 機器のアイテムや部品でプラントの要素として用いられるもの。







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