wireframe_representations UoFは、wireframeとして型状表現するための情報要求を記述する。このUoFは2次元又は3次元曲線で交差している1セットのwireframeを統合情報として表現するため、位相と幾何学情報を兼ね備える。直線のような単純幾何と、B-splineカーブのような複雑な幾何の両方がこのUoFで表現されている。またこれらは造船学とも繋がりがある。STEPの幾何リソースから特定化したsubtypeはshipbuilding requirementで紹介されている。

　ここではwireframe_representations UoFに含まれる4つのアプリケーションオブジェクトについて解説する。

　

　edge_based_wireframe_shapeは、ISO 10303-501に対応する表現型状である。

　

　Knotは船特有のwireframe representationのための補足情報をもったポイントである。またKnotはあるポイントでの船体カーブの交点や、あるポイントでの接線情報を持つwireframe内のセルのコーナーポイントである。

　Knotを構成するデータは次のような物である。

　

　intersecting_ship_curvesはknotポイントで交差しているship curvesの関連を指定する。

　

　tangent_informationはknotポイントでの接線の方向や大きさを指定する。tangent_informationは特定のknotを指定する必要はない。

　

　ship_curve_segmentは船そのもの、又はその一部分のwireframeのためにカーブ情報を定義する。Ship_curve_segmentはship_curve_segmentが属するship_curve（IS-4.2.89参照）に関する情報を持ったwireframe中にあるセルの境界カーブの一つである。

　

　Ship_curve_segmentを構成しているデータは、次のようなものである。

　

　part_of_ship_curveはahip_curve_segmentがその一部分であるship_curveを指定する。

　

　wireframe_shape_representationは船そのもの又はその一部のwireframe表現を定義するmoulded_form_shape_representation（IS-4.2.69参照）タイプである。Wireframe表現はship_curve（IS-4.2.89参照）オブジェクトのリストによって定義される。大抵のship_curveオブジェクトはある端点から他の端点まで完全なwireframeで通り抜ける。

　

　Wireframe_shape_representationを構成しているデータは、次のようなものである。

　

　

　itemsはwireframe_shape_representationで作られたship_curve（IS-4.2.89参照）オブジェクトのリストを指定する。

　

　Wireframe_representations UoFに関するEXPRESS-Gを図5.8-2、3、4に示す。