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FIGURE D - Average Household Income in 2000
Source: COHAB/PA
 
 1990年と2000年のBMAにおける乗用車を所有する世帯数の合計は、それぞれ、56,000と78,000である。1990年からの増加率は約1.39で、年率3.3%に相当する。高増加率の地域は、グアマ、ベングイ、プラチーナ、イコアラシ、シダジ・ノバ、アナニンデウアである。これらは、グアマを除きすべて郊外にある。数字的には10年間で1.5〜6.1の範囲である。他方、中部地域の増加率は低く0.88〜1.38の範囲である。図Eは、大量交通圏の乗用車を所有する世帯の1990年と2000年の比較である。
 
FIGURE E - Comparison of Motorized Households Between 1990 and 2000
Source: COHAB/PA
 
 これは乗用車による旅行が、この10年間に、イコアラシやシダジ・ノバなどの郊外地域に拡大していることを意味している。これらの旅行には、アウグスト・モンテネグロ街道、アルミランテ・バロソ通り、BR-316などの既存の幹線道路を利用するので、朝夕のピーク時における交通渋滞が非常に深刻である。
 
 BMAの人口と家計所得は、しばらくは増加傾向が続くように思われる。幹線道路の交通渋滞は、PDTU 2001で提案された道路開発計画が実施されなければさらに深刻なものとなるであろう。
 
 この調査対象地域においては、4つの主要なプロジェクトが進行中である。すなわち、(i)インデペンデンシア通りの建設、(ii)プリメイロ・デ・デゼンブロの建設、(iii)Alça Viáriaの建設、(iv)放水路の改善(大規模放水路プロジェクト)である。図Fは、これらのプロジェクトの位置を示している。
 
FIGURE F - Location of On-going Projects
Source: COHAB/PA
 
 この調査対象地域の交通システムを改善するために、2つの主要プロジェクトが提案された。具体的には、道路プロジェクトとバスシステムプロジェクトである。
 







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