付録I
国際バラスト水管理証書の様式
付録II
バラスト水記録簿の様式
1. 序論
船舶のバラスト水の制御及び管理国際条約の附属書規則B-1に従って、個々のバラスト水作業についての記録を保持すること。これには、洋上及び受入施設への排出が含まれる。
2. バラスト水及びバラスト水管理
バラスト水とは、船舶の、トリム、傾斜、喫水、安定性又は強度を制御するために、浮遊物質と共に取り入れられた水のことである。バラスト水の管理については、承認されたバラスト水管理計画に従ったものであること。
3. バラスト水管理記録簿への記入
3.1 次の個々の場合に、バラスト水管理記録簿に記入すること。
(a)バラスト水漲水時
(i)漲水日、時間及び位置(港又は緯度/経度)、港外の場合その水深
(ii)漲水推定量(m3)
(iii)作業責任士官の署名
(b)バラスト水排出
(i)排出日、時間及び位置(港又は緯度/経度)
(ii)排出推定量(m3)+残存量(m3)
(iii)排出に先立ち、バラスト水管理計画が履行されたかどうか。
(iv)作業責任士官の署名
(c)受入施設へのバラスト水排出
(i)漲水日、時間及び位置10
(ii)排出日、時間及び位置
(iii)港又は施設
(iv)排出推定量(m3)
(v)排出に先立ち、認証バラスト水管理計画が履行されたかどうか。
(vi)作業責任士官の署名
(d)バラスト水の偶発的又は例外的排出
(i)発生日時
(ii)発生時における港又は船舶位置
(iii)推定バラスト排出量
(iv)排出、漏出又は紛失の状況、発生理由及び一般的所見
(v)排出に先立ち、認証バラスト水管理計画が履行されたかどうか。
(vi)作業責任士官の署名
3.2 受領書
本船の船長、所有者又は他の責任者は、港湾受入施設の運営者から、受領書又は排出されたバラスト水推定量を明示した証明書を獲得すること。当該受領書又は証明書については、バラスト水管理記録簿と共に、2年間船内に保持すること。
3.3 バラスト水量
船上バラスト水量については、m3で推定すること。バラスト水管理記録簿は、多くのバラスト水推定量への言及が含まれる。バラスト推定量の正確さについては、解釈に任せることが認識されている
バラスト水作業の記録
記録簿コード及び項目番号
(A)バラスト漲水
1. 時間
2. 漲水場所:港又は緯度/経度+港外の場合その水深
3. タンク/船艙の確認
4. 漲水量(単位=m3)
(B)バラスト排出
1. バラスト水管理計画が履行された。
.1 処理方法
.2 処理バラスト水量
2. バラスト水交換を伴ったバラスト水管理の場合
.1 方法:空/再漲水又はフロースルー
.2 交換バラスト水の%又は関連フロースルー量
.3 交換位置(緯度/経度)
3. 排出タンク/船艙の確認
4. 時間
5. 排出位置:港又は緯度/経度
6. 排出量(単位=m3)+残存量
7. バラスト水管理計画不履行の理由
(C)認証陸上バラスト水受入施設へのバラスト排出*
1. 時間
2. 受入施設の場所
3. 施設への推定排出量
(D)バラスト水の偶発的又は他の例外的排出
1. 発生日時
2. 発生時の船舶の場所又は位置
3. 推定排出量
4. 排出に先立って、バラスト水計画が履行されたか?
5. 排出、漏出又は紛失の状況、発生理由及び一般的所見
(E)追加運用手順及び一般的所見
事例
船名:M/V Eversail
公式番号:XXXXX
日付 |
コード |
項目 |
作業記録/責任士官の署名 |
1/15/00 |
C |
1 |
1845 |
2 |
ロスアンジェルス港 |
3 |
1,000m3 |
J. Smith |
1/18/00 |
B |
1 |
Yes |
1.1 |
分離及び紫外線 |
1.2 |
1,100m3 |
3 |
フォアピーク、アフターピーク及び5Pウィング |
4 |
1125 |
5 |
ニューオーリンズ港 |
6 |
1,200m3 |
K. Long |
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バラスト水管理記録簿ページ見本
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1 代わりに、船舶の詳細を水平の位置の欄とすること可能
2 決議A.600(15)−IMO船舶認定番号計画に従って、この情報を任意に含むこと可能
9 F節の規則の下に合意かつ実施された変更に一致させて、MARPOL 73/78条約附属書Iの付録II、IOPP証書様式に基づいた文書と取り替えるべし。
10 この記入については、上述第3.1(a)(i)の重複
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