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(5)建物階数
中心部以外の区域に立地する建物は、2階建以下が大半を占めている。
 
○建物階数を示した図表1-17をみれば、容積率600%の商業地域を中心に高層建築物(8〜15階)が集積している。まちなか区域において最も高い建築物は18階建の共同住宅である。
○一方、中心部以外の区域については、一部で高層建築物の立地もみられるが、大半は2階建以下の低層建築物が占めている状況にある。
○このため、ブロック別の平均階数は春日地区で2.75階以上と相対的に高くなっているが、中心部を除いた区域は2.25階未満となっている。
 
注)平均階数は次式により求めています。平均階数=Σ(階数×棟数)/総棟数
 
 
(6)不燃化率
延焼危険性が高いブロックが一部にみられる。
 
○図表1-15に示すとおり、一般に不燃領域率(=不燃化率)が40%を下回ると、震災時等の家屋の焼失率が急速に高まるといわれている。
○商業地域等では防火・準防火地域が指定されているが、その一部においても不燃化率が40%を下回るブロックが分布している状況がみられる。
 
注)不燃化率は総建築面積に対する非木造建築物及び鉄筋コンクリート造の建築面積の割合である。不燃領域率は、通常、大規模な空地等を含めて算出するが、まちなか区域の場合、これに該当する土地利用が少ないため、不燃化率と同じ水準になるものと考える。
 
図表1-15 不燃領域率と焼失率の関係
ρ:
出火率(関東大震災規模の地震が発生した場合のケース)
出典:
都市防災実務ハンドブック(地震防災編)
 
 
図表1-16 平均階数
資料:平成13年都市計画基礎調査
 
 
図表1-17 建物階数
資料:平成13年都市計画基礎調査







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