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(2)土地利用・建築物調査
(1)分析単位の設定
○土地利用及び建築物の現状を把握するため、現行の用途地域及び建築形態規制の区分を概ね街区を単位として、次図のとおり細分化した。
 
図表1-4 ブロック区分
(2)土地利用特性
商業地域は、用途地域によって誘導しようとする土地利用とかい離がみられる。
 
○まちなか区域の土地利用は、土地利用現況図(図表1-7)が示すとおり、商業地域のうち甲府駅を含む中心部(建ぺい率80%、容積率600%の区域)のほか、主要な道路の沿道を中心に商業用地が分布している。
○近隣商業地域等その他の用途地域においては、約40%が住宅用地として利用されている状況にある。
○このため、各ブロックごとに最も構成比の高い土地利用で着色した土地利用特性図(図表1-8)をみれば、建ぺい率80%、容積率600%の商業地域で商業用地に特化している状況がみられるものの、建ぺい率80%、容積率400%の商業地域は多くが住宅用地の比率が高く、現行用途地域によって誘導しようとする土地利用とかい離していることが理解される。
 
注)甲府駅周辺のブロック(152)で「その他」の土地利用に特化しているのは、鉄道用地、道路用地などが多く含まれるためである。
 
図表1-5 用途地域別土地利用面積
単位:ha
  農用地 自然地 住宅用地 商業用地 工業用地 公共公益用地 公共空地 その他
商業地域 0.0 1.0 48.6 54.4 8.5 24.7 17.3 43.9
近隣商業地域 0.0 0.6 4.9 1.8 0.4 0.4 0.8 2.8
第一種住居地域 0.7 0.3 6.6 0.4 0.3 5.6 0.6 2.1
第二種住居地域 0.1 2.8 33.2 8.0 3.0 10.6 3.8 10.6
 
 
図表1-6 用途地域別土地利用の構成
資料:平成13年都市計画基礎調査
 
 
図表1-7 土地利用現況図
資料:平成13年都市計画基礎調査
 
 
図表1-8 土地利用特性図
資料:平成13年都市計画基礎調査







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