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第1章 豊中市の現状と計画
1 地域概況
(1)位置
 
 豊中市(以下、本市という)は、大阪市の北に隣接し、面積36.6km2、東西に6km、南北に10.3kmである。南北に市内中心部を阪急電車、東西幹線として北部に中国自動車道、南部に名神高速道路、北西部には大阪国際空港を有している。平成13年(2001年)4月には「地方分権一括法」によって創設された新たな都市制度である「特例市」に移行している。
 
図表1-1 豊中市の位置
資料:豊中市
 
(2)人口
 
 本市は、大阪都市圏の近郊都市の中では、早くから住宅市街地の形成が進み、戦前にはすでに鉄道駅周辺を中心に優良な郊外住宅地となっていた。昭和30年(1955年)前後から、大阪都市圏が周辺部をまきこんで広がり、庄内地域を中心に木造賃貸住宅や文化住宅、小規模な戸建て住宅等が活発に建設された。昭和40年(1965年)以降、「千里ニュータウン」開発や「日本万国博覧会」開催のため北大阪急行電鉄及び幹線道路が整備されると、都心と直結したことを原因として都心通勤者の居住地として急成長をとげた。昭和50年(1975年)頃まで、活発な住宅建設等により人口は急増し、市域の大部分が市街化した。
 その後、大阪都市圏への流入人口が減少に転じ、圏域内の動きが次第に沈静化して、豊中市では青年層の流入が鈍化するなど人口の伸びが停滞するなかで、急速に高齢化が進んだ。大阪市近郊の住宅都市として、成熟段階を迎えている。
 現在の人口は約39万人、世帯数は約16万世帯(平成12年度国勢調査)。高齢化率は、現在のところ全国平均と比べて低くなっているが、今後は75歳以上の後期高齢者層の厚みを増しながら、急速に高齢化が進行すると考えられる。
 
図表1-2 本市の総人口・世帯数
人口総数
(人)

(人)

(人)
対前回比 世帯数
(世帯)
世帯人数
(人/世帯)
人口密度
(人/km2
昭和35 199,065 99,276 99,789 156% 52,020 3.83 5,438.9
昭和40 291,936 146,900 145,036 147% 86,131 3.39 7,976.3
昭和45 368,498 184,504 183,994 126% 114,458 3.22 10,068.3
昭和50 398,384 198,158 200,226 108% 129,997 3.06 10,884.8
昭和55 403,174 199,398 203,766 101% 140,343 2.87 11,015.7
昭和60 413,213 204,289 208,924 102% 146,510 2.82 11,290.0
平成2 409,837 201,520 208,317 99% 151,489 2.71 11,197.7
平成7 398,908 195,153 203,755 97% 155,001 2.57 10,899.1
平成12 391,726 190,307 201,419 98% 159,146 2.46 10,702.9
資料:国勢調査
 
 
図表1-3 本市の総人口・世帯数の推移
資料: 国勢調査を基に作成
 
 
図表1-4 本市の総人口・65歳以上人口と高齢化率
年  人口総数
(人)  
 65歳以上人口  高齢化率
(%)
男(人) 女(人) 計(人)
昭和35 199,065 3,228 4,761 7,989 4.01
昭和40 291,936 4,819 6,481 11,300 3.87
昭和45 368,498 6,801 8,989 15,790 4.28
昭和50 398,384 8,909 12,025 20,934 5.25
昭和55 403,174 10,628 15,152 25,780 6.39
昭和60 413,213 11,888 17,982 29,870 7.23
平成2 409,837 13,874 21,362 35,236 8.60
平成7 398,908 18,295 26,113 44,408 11.13
平成12 391,726 24,224 32,374 56,598 14.45
資料:国勢調査
 
図表1-5 本市の総人口・65歳以上人口と高齢化率の推移
資料: 国勢調査を基に作成
 
 
図表1-6 身体障害者手帳の交付数
資料:豊中市
 
 
図表1-7 身体障害者手帳の交付数の推移
資料:豊中市資料を基に作成







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