日本財団 図書館


VII 今後の利用量の予測
【今後の利用量の予測】今後の利用量への予測は「増える」54.7%「同じくらいのまま」33.4%「減っていく」11.9%。「減っていく」と予測する人は、一人暮しの人の割合が多く、逆に「増える」と予測する人は介助者である親族と同居している人の割合が多い。
 
図30 今後の利用量の予測
 
 「増える」と予測する人のうち、介助者である親族と同居している割合が高い理由は、今後一人暮しをすることを考慮してのことと推測できる。設問には、「身体状況が現状のままで、緊急時にはサービスの利用量を増やすことができる」という条件をつけたが、記述回答欄に「緊急時」のことを考えて「増える」と選択した理由を記した回答者が多かったことから、それだけ「緊急時」への不安が多いことが指摘できよう。
VIII サービス利用における抵抗感
【サービス利用における抵抗感】8割以上の人がサービス利用に抵抗を感じていない。
 介助サービスの平均利用時間が長いほど、抵抗感がない(図32)。
 
図31 サービス利用における抵抗感
 
 サービス利用には、「全く抵抗感がない」(48.2%)「あまり抵抗感がない」(33.7%)と81.9%の人が抵抗感をもっていない。
 抵抗感の有無と、日常生活動作や自立年数、利用時間との有意な関連はない。
 
図32 抵抗感と介助サービス利用合計時間
 
 「全く抵抗感がない」人の利用合計時間平均は長く、「抵抗感がある」人の利用合計時間平均は短い。
 
【サービス利用への抵抗感の理由】
 
図33 抵抗感の理由
 
 サービス利用への抵抗感の理由として、「他人と接するのは緊張する」「できるだけ自分でやりたい」ことがあげられている。その他の記述項目の中では、「自分の時間がほしい」「介助者によっては、タイプが合わない」といった内容が比較的多い。
 
【サービス利用に抵抗感のない理由】
 
図34 抵抗感のない理由
 
 抵抗感のない理由としては、「自分の権利だから」「抵抗感のない介助者を選んでいる」の割合が高い。一方で、「慣れたので感じない」という消極的な理由もあげられている。
IX 社会参加
【社会参加の状況】多くの人が、様々なところに介助を利用して外出・参加を希望し、また実行している。
 障害が重い人ほど、介助を利用しての外出経験、希望ともに高い(図36)。
 
図35 外出希望 外出経験
 
 性別や年齢、居住地、自立年数など他の属性項目との有意な関連はないが、日常生活動作とは、有意な関連があり、日常生活動作に介助が必要な人ほど、外出経験、希望がともに高い。
 
図36 宿泊旅行の経験と日常生活動作
 
 日常生活動作で介助が必要な人ほど、外出を経験した項目が多い。例として泊りがけの旅行を外出経験と日常生活動作の程度をみると、泊りがけの旅行をした経験のある人のほうが、日常生活動作の点数が高い。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION