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【一人暮しへの希望】同居する親族から介助を受けている人のうち、46%が一人暮しを希望、35%が親族と同居を継続するも、他人介助を望んでいる。
 
図6 今後の希望
 
図7 今後の希望と年齢
 
 同居する親族から介助を受けている人のうち、「十分な介助サービスを受けることができるなら」という条件のもと、45%が一人暮しを希望。35%が他人介助を中心に利用しながらの親族との同居継続を希望している。年齢との関連をみると(図7)、一人暮しを希望する人の平均年齢が低いことから、一人暮しを希望する人は、現在親と同居している割合が高いようだ。一方、他人介助を中心に利用しながら親族との同居継続(「親族同居他人介助」)を選択している人は、配偶者との同居の割合が高いことが予想される。
 
【日常生活動作の状況】意志伝達を除き、平均して約7割の人が、寝返り、トイレ(小便)、食事、移乗に介助が必要(図8)。一人暮らしの人の障害がもっとも重い(図9)。
 
図8 日常生活動作と介助
 
表1 日常生活動作と介助
  一人で可能 助けがあったほうが楽 部分的介助必要 全体介助必要 介助が必要な割合
度数 % 度数 % 度数 % 度教 % %
寝返り(n=458) 191 42.1% 46 10.1% 62 13.7% 159 35.0% 58.6%
トイレ(n=456) 106 23.5% 45 10.0% 75 16.6% 230 50.9% 76.8%
食事(n=451) 114 25.5% 32 7.2% 137 30.6% 168 37.6% 64.9%
移乗(n=454) 101 22.4% 38 8.4% 58 12.9% 257 57.1% 77.8%
意志伝達(n=454) 337 74.9% 29 6.4% 62 13.8% 26 5.8% 25.8%
 
 本調査の対象が全身性障害であるため、日常生活動作に平均して7割の人が何らかの介助を必要としている。項目別では、移乗に77.8%、トイレ(小便)の介助に76.8%、食事の介助に64.9%、寝返りに58.6%、意志伝達では25.8%の人が介助を必要としている。
 
 
 日常生活動作と居住形態の関係をみると、一人暮らしをしている人の障害がもっとも重く、介助をもっとも必要としている傾向がうかがえる。
 日常生活動作の点数は、各動作における介助の必要度を数量化したものである(「自分一人で可能」=1、「助けがあった方が楽」=2、「部分的に介助が必要」=3、「全体介助が必要」=4と数量化し、「寝返り」「トイレ」「食事介助」「意思伝達」それぞれ各動作の点数を合計したもの)。点数が高いほど、介助の必要度が高く、障害も重い。(ちなみに、日常生活動作に介助が必要な程度と、年齢、性別、居住地に有意な関連はない。)
 
【一人暮し歴】一人暮しの平均年数は、7.5年。一人暮しを始めてから1年目以内の割合が最も多い。一方で4人に一人は、10年以上一人暮しをしている。
 
図10 一人暮しの年数
 
 一人暮らしの平均年数7.5年。一人暮しを始めてから2ヶ月の人から、30年の人まで年数には幅がある。51.6%が一人暮しをはじめて、5年以内。このことは、今回のアンケートを依頼した地方の自立生活センターの多くが発足してから時間がたっていないことの影響もあると考えられる。







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