中教審で21世紀初めからの実施が答申された完全学校週5日制について「賛成」23%、「どちらかといえば賛成」21%で賛成派44%に対し、「反対」17%、「どちらかといえば反対」36%で反対派53%の方が全体としては上回った。ただ性別、年代別では大きな違いが目立った。
性別では全体の男性の50%が賛成派で、女性は全体の39%。逆に反対派は全体の女性の57%に対し、男性は全体の48%。賛成派の男性、反対派の女性と色分けされた。年代別の場合は、低年代ほど賛成、高年代になるほど反対という傾向が見られた。
一方、賛成派の理由として多かったのは「スポーツなど勉強以外のことをする時間が増える」66%、「親と触れ合う時間が増える」59%の順。「友だちと遊ぶ時間が増える」は37%だったが、1991年6月の調査より11ポイント増えた。
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