日本財団 図書館


JR岡山駅 調査結果概要
 
調査対象としたルート
○ルート1(R1):東口駅前広場から中央口改札から東跨線橋から11、12、13、14、15ホーム
○ルート2(R2):東口駅前広場から中央口改札から東跨線橋から8、10、16、17ホーム
○ルート3(R3):東口駅前広場から中央口改札から6、7ホーム
○ルート4(R4):地下街から地下改札から各ホーム
○ルート5(R5):西口出口から西口改札から東跨線橋
○ルート6(R6):東口駅前広場から新幹線乗降口から新幹線ホーム
○ルート7(R7):東袴線橋からJR乗換口から新幹線ホーム
 
  総評
移動の
しやすさ
○車いす使用者の主動線:各ルートとも専用ルートでの移動となる。ホームヘは専用エレベーターを利用できる。その他のルートは階段、エスカレーターのみのため駅員の介助が必要
○垂直移動:各ホームには専用エレベーターが設置。R1、R6、R7にはエスカレーターが設置。
○階段:階段は手すりが設置されているが、踏面の端の区別がない。一段手すり。
○誘導ブロック:主要な経路に連続して敷設されているが、一部、ブロックの色が黄色ではない
○警告ブロック:階段手前、エレベーター、エスカレーター、ホーム際、曲がり角に警告ブロックが敷設されている
○列車とホームの隙間・段差:大きな箇所がある(車いす使用者は駅員が簡易スロープで対応)
案内情報の
わかりやすさ
○経路案内、設備の位置案内、列車の運行情報:基本的な案内は設置
○料金表:点字運賃表あり。文字が大きく読みやすい
○バリアフリーの経路情報:エスカレーター、エレベーターの位置情報などバリアフリールートへの誘導案内が不足
○点字・音声:手すりへの点字は一通り設置されているが、音声案内や盲導鈴が不足
○緊急情報:緊急時や危険を知らせる音声以外の案内情報が不足
○ソフト対策:職員の研修、マニュアル、介助体制は一通り整備されている
施設設備の
使いやすさ
○券売機への誘導ブロックが敷設されてある。車いす使用者の利用に配慮した券売機がある。
○改札は各対象者とも通過が可能な幅員で、誘導ブロックで誘導されている。
○一般トイレがあり、手すりが設置されたものもある。洋式トイレあり。
○車いす対応トイレがあり、広さ、扉、手すりの基準を満たしている。
○電話機は車いすで利用できるものもある。
○FAXが設置。
○ホームにベンチあり
 
特記事項・事業者コメント
・のぞみ停車駅のため主要サインに、韓国語、中国語などが併記されている。
・在来線、新幹線ホームまでの業務用エレベーターは改札口の係員に連絡し使用できる。
 
  移動のしやすさ 案内情報の
わかりやすさ
施設設備の
使いやすさ
高齢者 R1 BC
R2 BC
R3 A+
R4 BC
R5 BC
R6 A
R7 A
総 B
・R3は水平移動
・R1、R6、R7にはエスカレーターあり
・階段の端の区別がない
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・小便器のみ手すりが設置
・洋式トイレあり
肢体不自由者
(非車いす)
R1 BC
R2 BC
R3 A+
R4 BC
R5 BC
R6 A
R7 A
総 B
・R3は水平移動
・R1、R6、R7にはエスカレーターあり
・階段の端の区別がない
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・小便器のみ手すりが設置
・洋式トイレあり
肢体不自由者
(車いす使用者)
R1 B
R2 B
R3 B
R4 C
R5 C
R6 B
R7 B
総 B
・各ルートとも外部から改札へは専用エレベーターを使用
・R3、R6、R7の改札からホームへは専用エレベーターを使用
・列車とホームの段差が大きい場所がある(簡易スロープあり)
B ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供 バリアフリールートに関するサインが不足
AB ・券売機に蹴込みがあり利用できる可能性あり
・車いす使用者に対応した発券カウンターあり
・拡幅改札利用可
・車いす用トイレがあり、広さ、扉、手すりの基準に適合
・車いすでアクセスできる電話機あり
視覚障害者 R1 C
R2 BC
R3 A
R4 BC
R5 BC
R6 A
R7 A
総 B
・各ルートとも主要な経路に誘導・警告ブロックが敷設されている
・階段端の色の区別がない
・列車とホームの隙間が大きい箇所がある
AB ・手すりの点字案内は一通り揃っている
・点字運賃表あり
・音声は全般的に不足
AB ・券売機への誘導ブロックあり
・券売機に点字なし
・有人改札に誘導ブロックあり
・設備の音声案内が不足
内部障害者 R1 BC
R2 BC
R3 A+
R4 BC
R5 BC
R6 A
R7 A
総 B
・R3は水平移動
・R1、R6、R7にはエスカレーターあり
・階段の端の区別がない
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・小便器のみ手すりが設置
・洋式トイレあり
聴覚及び
言語障害者
  B ・緊急時の音声以外の案内が不足
・手話対応は不可
AB ・FAXが設置
・音量調節付電話を設置
知的障害者 A:案内サインが図記号で提供
外国人 AB:基本的な案内サインが図記号及び英語・ローマ字で提供







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION