近鉄　安堂駅　調査結果概要 　 調査対象としたルート ○ルート1（R1）：東口から改札からホーム ○ルート2（R2）：西口1から改札からホーム ○ルート3（R3）：西口2から改札からホーム 　   総評 移動の しやすさ ○車いす使用者の主動線：R1の外部から改札はエレベーターを利用できる。R3の外部から改札は水平移動のため自力で移動可能。各ルートとも改札からホームはエレベーターを利用できる。 ○垂直移動：各ルートともエレベーター、エスカレーターが設置 ○階段：階段は二段手すりが設置されている。踏面の端の区別あり ○誘導ブロック：主要な経路に連続して敷設されている ○警告ブロック：階段手前、エレベーター、エスカレーター、ホーム際、曲がり角に警告ブロックが敷設されている ○列車とホームの隙間・段差：大きい箇所がある（車いす使用者は駅員が対応） 案内情報の わかりやすさ ○経路案内、設置の位置案内、列車の運行情報：経路案内、設備の位置案内は設置。列車の運行情報が不足 ○料金表：点字運賃表あり。文字が大きく続みやすい ○バリアフリーの経路情報：エスカレーター、エレベーターの位置情報などバリアフリールートへの誘導案内が設置されているところもある ○点字・音声：手すりへの点字は一通り設置されているが、音声案内や盲導鈴が不足 ○緊急情報：緊急時や危険を知らせる音声以外の案内情報が不足 ○ソフト対策：職員の研修、マニュアル、介助体制は一通り整備されている 施設設備の 使いやすさ ○券売機へ誘導ブロックが敷設されてある。車いす使用者の利用に配慮した券売機がある。 ○各対象者とも通過が可能な幅員で、誘導ブロックで誘導されている。 ○一般トイレがあり、手すりの配置など基準を満たしている。洋式トイレなし。車いす対応トイレがあり、広さ、扉、手すりの基準を満たしている。 ○電話機、FAXなど設備が不足。 　 特記事項・事業者コメント   　   移動のしやすさ 案内情報の わかりやすさ 施設設備の 使いやすさ 高齢者 R1　A+ R2　A R3　A+ 総　A ・各ルートとも基準を満たしたエレベーターあり ・各ルートとも基準を満たしたエスカレーターあり ・階段の端の区別あり ・列車とホームの間に隙間あり AB ・経路案内 ・施設の位置案内 ・緊急時の案内 上記の主要な案内情報は提供 ・運行情報が不足 AB ・券売機に荷物置きあり ・改札利用可 ・手すりのついたトイレあり ・洋式トイレなし 肢体不自由者 （非車いす） R1　A+ R2　A R3　A+ 総　A ・各ルートとも基準を満たしたエレベーターあり ・各ルートとも基準を満たしたエスカレーターあり ・階段の端の区別あり ・列車とホームの間に隙間あり AB ・経路案内 ・施設の位置案内 ・緊急時の案内 上記の主要な案内情報は提供 ・運行情報が不足 AB ・券売機に荷物置きあり ・改札利用可 ・手すりのついたトイレあり ・洋式トイレなし 肢体不自由者 （車いす使用者） R1　A+ R2　C R3　A+ 総　A ・R1の外部から改札へはエレベーターを使用 ・各ルートとも改札からホームへはエレベーターを使用 ・列車とホームの段差が大きい場所がある B ・経路案内 ・施設の位置案内 ・緊急時の案内 上記の主要な案内情報は提供 ・運行情報が不足 ・バリアフリールートに関するサインが充実 AB ・券売機に蹴込みがあり利用できる可能性あり ・拡幅改札利用可 ・車いす用トイレがあり、広さ、扉、手すりの基準に適合 視覚障害者 R1　A+ R2　A R3　A+ 総　A ・各ルートとも主要な経路に誘導・警告ブロックが敷設されている ・階段端の色の区別あり ・列車とホームの隙間が大きい箇所がある B ・手すりの点字案内は一通り揃っている ・点字運賃表あり ・音声は全般的に不足 AB ・券売機への誘導ブロックあり ・有人改札に誘導ブロックあり ・設備の音声案内が不足 内部障害者 R1　A+ R2　A R3　A+ 総　A ・各ルートとも基準を満たしたエレベーターあり ・各ルートとも基準を満たしたエスカレーターあり ・階段の端の区別あり ・列車とホームの間に隙間あり AB ・経路案内 ・施設の位置案内 ・緊急時の案内 上記の主要な案内情報は提供 ・運行情報が不足 AB ・券売機に荷物置きあり ・改札利用可 ・手すりのついたトイレあり ・洋式トイレなし 聴覚及び 言語障害者   B ・緊急時の音声以外の案内が不足 ・手話対応は不可 BC ・FAXなし ・音量調節付電話機なし 知的障害者 AB：基本的な案内サインが図記号で提供 外国人 AB：基本的な案内サインが図記号及び英語・ローマ字で提供