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基調講演
「社会復帰施設の役割〜その現場から〜」
《9月4日(水)14時〜15時30分》
会場:華厳の間(8階)
講師:寺田一郎
社会福祉法人ワーナーホーム理事長
 
平成14年度家族会精神保健福祉推進活動
関東ブロック研修会
平成14年9月4日
 
社会復帰施設の役割
寺田一郎(ワーナーホーム/千葉県)
 
1. 社会復帰施設とワーナーホーム(ワーナーホームを創った人たち)
(1)創設期(法人格の取得まで)
・作業所の立ち上げ−1981(昭和56)年10月
・作業所の限界 両親の高齢化/住む場所/日常生活支援
・ホレブ寮の開設−1986(昭和61)年10月
・精神保健法の成立(1987年)
・法人格の取得(1988年12月)
 
(2)ワーナーホームの施設展開
・ワークショップしらさと(授産施設)1989年
・ノバハイツ白里(生活訓練施設)1993年
 
(3)地域生活支援へ
・パンプキンハウス(地域生活支援センター)1997年
・ゆうゆうホーム(グループホーム)2000年
・なのはなホーム(グループホーム)2002年
 
2. 社会復帰施設と市町村との関係を考える
 
3. 社会復帰施設でのケアマネジメントを考える
(1)地域生活支授センターの取り組みとして
(1)相談(98.4%)
(2)レクリエーションヘの参加(96.8%)
(3)憩いの場の提供(93.5%)
(4)公共機関の利用援助(90.3%)
(5)服薬・通院援助(87.9%)
(6)就労支援(87.9%)
(7)家事援助(64.5%)
(8)身辺の清潔保持(64.5%)
(9)入浴(59.7%)
(10)金銭管理(50.8%)
(11)給食(46.0%)
 サービスの組み合わせ、他の社会資源の活用、援助活動の水準を保つ手法
※資料:「精神障害者の社会復帰に向けた体制整備のあり方に関する研究」(平成12年度厚生科学研究)
 
(2)社会復帰施設における援助手法として
 社会復帰施設での受理面接から援助計画の作成、効果の検証など、施設における援助の過程をとおしてケアマネジメントの手法は、活用できる。特に援助計画は、全ての利用者に対して個別に作成し、利用者と計画を共有することが必要とされている。
 
(3)施設職員の訓練として
(1)契約概念の導入と自己決定
(2)主治医の意見書(医療機関との連携)
(3)援助技術
(4)アセスメントやケア計画への利用者の参加
(5)ケア会議の開催
(6)関係機関との連携
(7)効果測定(本人の満足度という視点)
 
4. 家族の視点でケアマネジメントを考える
(1)ケアマネジメントの基本的な考え方
 
(2)ケアマネジメントの流れ
(1)誰を対象者とするか
 
(2)アセスメント(状況把握)する
 
(3)ケア計画を作る
 
(4)ケア計画を実施する
 
(5)検証する
 
(3)ケアマネジメントを通して得られること







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