1、
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カエデ 花、実
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内容
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飛ぶ種をつけること。甘い樹液(メープルシロップ、氷柱がアイスキャンデー)、芽生えあり アブラムシのしっこでベタベタ =糖分の多い樹液を吸っているから。
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方法
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実際に飛ばしてみせる。サンプルを配って飛ばしてもらう。 |
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結論
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紅葉の綺麗な時ばかりでなく、普通の時も見てみると発見があって面白いよ。 |
2、
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ユリノキ モクレン科
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内容
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モクレン科には普通ない蜜がある! その吸い方(鳥、ヒヨドリ)、飛ぶ種、新芽を包む托葉 |
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方法
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若葉を参加者各自に手渡し、次の浸葉が托葉で包まれていることを実感してもらう。ユリノキの果実を各自で飛ばしてもらう。花の密を吸った跡を見てもらう。 |
3、
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スズカケノキ
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内容
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種の説明(タンポポの逆、落ちてからも転がる) |
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方法
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実を探したが、もう落ちていなかった。サンプルを用意しておいてもいいかもしれない。 |
4、
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ツツジ
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内容
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サツキ(花期、成長遅<園芸種として歓迎>、花の仕組み、花は虫寄せの化粧(葉の変形) |
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方法
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おしべの数を数えてもらう。ガイドマークを見てもらう。 |
5、
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ヒマラヤスギ
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内容
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他の針葉樹との花期の違い、マツボックリとの種子散布の違い |
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方法
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実際のヒマラヤスギボックリを見てもらう。種子の模型を飛ばしてもらう。 |
6、
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ハンカチノキ
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内容
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中国原産。パンダと同じ発見者(仏の宣教師)デービット。欧に紹介した最初の人。花や苞は、葉から出来ていて虫を誘っていること。ミズバショウ、ハナミズキ(苞が4) |
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方法
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今の時期ならハンカチ状の苞があり、見てわかってもらえる。 |
7、
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アカメガシワ
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内容
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新芽(柔らかく、生まれたては弱い)の赤毛の意味。日焼け止め?。(人は体を黒くして防ぐ) |
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方法
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セロテープではがしてみる。すると、葉っぱ自体は緑だとわかる。 |
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結論
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他の植物はやらない。本当は植物に聞いてみないとわからない。でも、想像は楽しい。 |
8、
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ラクウショウ
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内容
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アメリカ南部、湿地沼地に生息。空気中より泥の方が空気が少ないため、気根を出す落葉し、羽のような葉のまま落ちることから「落羽松」。 |
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方法
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なんといっても目の前の気根!そして、落ち葉が羽のようであることを実感してもらう。 |
9、
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メタセコイヤ
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化石が先に見つかった、生きている化石と呼ばれる樹。
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10、
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ムラサキケマン キンポウゲ科
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種とばし
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11、
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アオキ
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内容
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:
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名の由来。欧では針葉樹以外の常緑はなく大変重宝。雌雄異株の落とし穴。
(常緑で赤い実をつけるとカタログに載せて売り出されたのに実がならない!なぜか?) |
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方法
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:雄花と雌花の区別を実際にやってもらう。
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12、
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水生植物
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内容
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:
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アヤメ・ハナショウブ・カキツバタの順に乾→湿。アヤメの名の由来。
アヤメ祭り。本物は櫛形山のみ。ハナショウブが多い。ひどいのはキショウブ(外来種)。 |
13、
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トチノキ
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花の密が多いので、養蜂家はトチの多い沢すじにハチを持っていく。マロニエは近い仲間。
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14、
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カジノキ クワに近い仲間
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内容
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カジノキ + ヒメコウゾ =コウゾ、ミツマタ 和紙やお札の原料。繊維が強い。 |
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方法
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枯れている枝から樹皮を剥ぎ取り、実際の繊維の強さを確かめてみる。 |
15、
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ミズキ
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内容
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:
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らせん紋導管(切って呪文でひっつけるマジック)、レンコン(ハスの根)と同じ植物の維管束、それは大事なものだから、潰れないように補強。洗濯機のホース、掃除機 町では、ハナミズキ。維管束であれば出来るので、苞でもできる!すごい! |
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方法
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:
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透明パイプ内部にらせん状線、外側を茶色紙で覆った模型。実際に葉を破いてみてもらう。 |
16、
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アベマキ 南日本 ピンオーク
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内容
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名前の由来(アバタのように樹皮がボコボコ、アベはアバタの方言)、葉はクヌギに似る コルク質が樹を囲んでいる。防音版などに利用。地中海性気候は(雨は秋冬、夏乾燥)乾く時期は夏冬どっちが植物にとって辛いか?夏。だから、乾燥しないようにまとった鎧。それを人間に見つかって利用されてしまった。 |
自然はいろんな見方がある。眺めるだけでいい人もいるし、匂いを嗅いでみる人もいる。疑問が湧いてそれを調べる人、葉や実などの落し物を拾ってみる人、様々だと思う。そうやって自分の好きな方法で自然と接してみて、そこで思ったこと、感じたことを大切にしてみてください。そして、新宿御苑だけではなく、身近なところでまた自然を眺めてみてください。ありがとうございました。
1. 母と子の森のまわり
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3. フランス庭園 → 王藻池 → 大木戸休憩所(休憩)
4. 温室
5. 旧管理事務所 → 新宿門