財団法人日本太鼓連盟は、1997年11月設立以来、今日では35都道府県が支部として加盟し、加盟団体数は820を上回り、会員総数も2万3千人の組織として発展しております。また、資格認定制度に基づく公認指導員、技術認定員の総数もそれぞれ197名、2,452名と着実に増えております。今後は、全国講習会に加え、支部主催による支部講習会の開催が増えることにより、さらに、これら有資格者が増えていくと思われます。

　今年4月から中学校の音楽で「和楽器の学習」が新たに設けられました。このたび、当財団が全国規模で実施した「学校における日本太鼓指導実績」のアンケート調査では、600通近い回答が寄せられ、既に各地の学校で太鼓の指導が幅広く行われていることを実感いたしました。また、来年4月から高等学校においても「和楽器の学習」が取り入れられ、日本太鼓と学校教育との関わりがますます強くなり、学校から太鼓の指導依頼がなされるものと考えられます。このため、指導者の育成、増員を図っていくなど積極的に事業を展開し、対応していく所存であります。

　海外において太鼓の演奏は「日本の心」を伝えるものとして高く評価され、当財団が設立されてから今日までに、28カ国で公演を行い、大変な好評を博しました。最近では今年1月に日韓国民交流年記念式典に参加、また、今後も9月には新たな拠点作りのためアメリカ、10月には日中国交正常化30周年を記念して中国にて公演を行う予定です。

　このように日本太鼓が脚光を浴びる中、第14回日本太鼓全国講習会が石川県松任市グランドホテル松任を中心に開催されることは誠に喜ばしいことであります。この講習会は、日本太鼓の指導者育成と太鼓技術の向上を目的として行うものです。参加される皆様には、一流講師の指導のもと、技術の習得は勿論のこと太鼓の歴史や礼節を学びとっていただきたいと思います。併せて、日本太鼓を通じ全国の仲間と交流を図り、友好を深めて太鼓との出会いがそれぞれの胸に残る講習会とされますことを期待いたします。

　最後になりましたが、今回の講習会にあたり、ご支援、ご協力いただきました文化庁、石川県、松任市、日本財団をはじめ、ご指導いただきます講師の先生方、そして細部にわたりお世話いただきました主管団体の（財）日本太鼓連盟石川県支部の皆様に心から感謝しお礼を申し上げます。

　

　

　本日、ここに財団法人日本太鼓連盟主催の第14回日本太鼓全国講習会が、初めて石川県松任市で開催されますことを社団法人石川県太鼓連盟としましても、大変うれしく思い、全国から参加されました太鼓愛好者の皆さんを心から歓迎いたします。

　今回の講習会には全国から約300人が参加し、2日間にわたり太鼓の基本や技の数々を学ばれると聞いております。石川県太鼓連盟では和太鼓の普及と技術向上に取り組んでおり、この伝統芸能を幅広く継承、発展させるための今回の全国講習会は一段と意義があると思います。

　今年4月から、中学校の音楽で「和楽器の学習」の時間が設けられ、和太鼓演奏は学校教育の一環として認められたといえます。このため、太鼓の指導者の育成、増員は急務であり、今回の講習会参加者の皆様には一流講師の指導のもと、技術の習得はもちろん、太鼓の歴史や礼節も学んでいただきたいと思います。また、全国の仲間と交流を図り、友好を深めて思い出に残る講習会になりますよう期待いたします。

　最後になりましたが、今回の講習会にあたりご支援、ご協力をいただきました、財団法人日本太鼓連盟、文化庁、石川県、松任市をはじめ北陸三県太鼓協会及びご指導いただきます講師の方々など関係各位に心より感謝を申し上げます。

　

9. 公認指導員昇級試験　本講習会において公認指導員の昇級試験として講習内検定を実施します。

　

10. 受講者数　約300名

　

11. 受講に際して

　

12. 生活上の心得

　

13. 講習曲使用について

　講習会において使用した曲を、講習会以後に演奏したい場合は、申請書に記入のうえ、財団事務局までお送り下さい。

　

14. 技術検定　＜受験希望者は、下記項目をご確認下さい。＞