日本財団 図書館


Sail Training
COURSE No.0220 7.12 fri〜7.14 sun
入門型2泊3日コース(直江津港〜輪島港)
0220
名久井偲歩
 わたしは、セイルトレーニングで三日間の旅をしました。
 一日目は、ひもの結び方や、あらしにおそわれたりした時のためのくんれんをしました。私が、上手にできて好きだったひもの結び方は、名前は良くありませんが「首つり」です。ほかの結び方もたくさんあったけれど、むずかしかったです。
 お昼ごはんは、気持ちが悪くてスイカを1こしか食べられませんでした。お昼ごはんがおわって、30分くらいしたら、いよいよマスト登りでした。私は、マストを登っているときに上をむけなくて、「上をむいてみな」と言われて上をむいたら、ぼうしが落ちてひもが首にかかって苦しかったです。マストの高さは、15メートル〜16メートルだと言っていました。登るときよりも、おりるときの方がこわかったです。
 二日目は、朝6時30分に起きて、7時からヤシの実で、デッキを「ワッショイ、ワッショイ」と言いながら、ごしごしみがきました。私と姉は、10時20分くらいから食事のじゅんびを手伝う係でした。トマトを切ったり、リンゴのかわをむいたりして、楽しかったです。二日目は、きちんとごはんが食べられて良かったです。
 そして、ごはんがおわり、いよいよ2回目のマスト登りにちょうせんです。私はマストの一番抵い所に登りました。やっぱり、景色はきれいでした。マストからおりると、次は船のせんたんに登りました。タイタニックのようでした。そこも、とてもきもちが良かったです。
 そして、4時くらいにみんなでゲームをしていたとき、きゅうに船がかたむきはじめました。私は、なんだかこわくなりました。そして、みんなで帆をたたんでいるうちに、あっというまに大つぶの雨になってしまいました。そして、中に入っていくとゆらゆらゆれていて、とても気持ちが悪かったです。
 三日目は、いよいよ輪島につきます。朝起きて、みんなでごはんを食べて、荷物を全部リュックにしまいました。そして、輪島につきました。輪島についたら、小学生やようちえんの子たちが、タイコでえんそうをしてくれました。とてもすごかったです。
 三日間の旅は、苦しいときもありましたが、楽しい旅でした。お天気の良い日であれば、もう一度『あこがれ』に乗りたいです。
ワッチごとにミーティング
 
0220
室岡直弥
『あこがれ』のセイルトレーニング
 「セイルトレーニングに申し込みをするよ。」と、父と母から言われた時、ぼくはなんのことだかぜんぜんわからなかった。
 なんのことか聞いてみたら、「船に乗っていろんなことをする事だ」と言われたので、ゲームができなくて少し悲しいけれど行くことにした。船に乗る前の日、荷物をまとめながら、どんな船なのかを考えた。
 次の日の朝、車で船のある直江津まで行った。出発式のあと、ついに船に乗った。この時は、ほとんどゆれはなかった。荷物を置きに、ボンク(ベッド)のある部屋にいって、少しボンクで横になってみた。そしてついに、港から船ははなれた。
 船内でのワッチ(チーム)を決めた。ぼくと兄は、「ベガ」「リゲル」「カペラ」の中の「リゲル」になった。「リゲル」のワッチ・オフィサーは“タカさん”と言う男の人だった。ぼくたちも、船内でのニックネームをつける事になった。
 ぼくは“708(なおや)”にした。
 その後、はじめてほをはった。はるときのかけ声は「ツー・シックス・ヒーブ」だった。一つのほをはるのには5、6分かかった。その時くらいからよってしまい、昼ごはんの時間になったけれど、ほとんど食べれなかった。
 午後は、きゅう命具の着方や使い方を習ったり、ロープの結び方を習ったりした。昼休みにはデッキの上でねた。ポカポカして気持ちよかった。マスト登りはしなかった。
 二日目は朝6時に起きて、デッキのそうじから始まった。朝ごはんを食べてから、二回目のマスト登りがあった。今度はぼくも登った。ただでさえ高くてこわいのに、前の人がゆらすからさらにこわかった。でも、ぶじに最後まで登れた。
 昼ごはんの後には船上運動会があった。けれど、と中で雨が降ってきたので中止になった。急いでほをたたんだけれど、すごい雨になったので、雨ガッパを着てやることになった。その後で、運動会のかわりにクイズ大会をやった。わかりっこないような問題ばかりだった。
 三日目の朝、目的地の輪島に着いた。『あこがれ』に乗って、少し勇気がついたと思う。とても楽しかったです。
 クルーや、いっしょに乗った皆さん、どうもありがとうございました。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION