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(72)GFEMを用いたシェル構造の解析
鈴木克幸、大坪英臣、吉上修司(東大)、藤井大地(近大)
GFEM(一般化有限要素法)をMindlin−Reissnerシェルに適用し、要素のゆがみに対してロバストなシェル構造の解析法を提案した。要素がゆがんだときの要素性能を汎用有限要素コードと比較し、特に面内変形に対して汎用有限要素コードよりも高い精度が得られることを示した。また、局所的に節点変位の近似精度を向上させることにより、自由度数の上昇を抑えながら解析精度を向上させることができることを示した。
ゆがんだメッシュ分割に対する解の比較
(73)重合メッシュ法におけるグローバル・ローカル反復解析
鈴木克幸、大坪英臣、中住昭吾、榛村太亮(東大)
グローバル構造とローカル構造の相互の連成を考えて解析を行う重合メッシュ法におけるスケール間の反復求解法として、ブロック前処理付き共役勾配法を開発し、従来の手法に比べてはるかに高速であることを示した。大規模計算においては、計算量、メモリーの両面で直接法よりも有利であることを示した。また、この反復法を、汎用有限要素解析コードを繰り返し適用することによって行う方法を提案した。
各種反復法の収束の様子
(74)水圧と面内圧縮荷重を受ける連続防撓パネルの最終強度推定法
柳原大輔、藤久保昌彦(広大)、森田竜太郎(コマツ)、瀬戸山雄(広大)
水圧とロンジ材方向の面内圧縮荷重を受ける連続防撓パネルを対象としてFEM解析を実施し、防撓パネルの崩壊モードが、防撓材の降伏に起因するSI崩壊、パネルの局部崩壊に起因するPI崩壊、曲げが支配的で3点塑性関節を形成するHI崩壊の3つに分類できることが分かった。また、得られた知見に基づき最終強度簡易推定法を開発した。さらにFEM解析結果との比較を行い、本提案手法の有用性を確認した。
最終強度推定値とFEM解析結果の比較(tee−bar防撓材)
(75)造船用デジタルモックアップの活用法に関する研究
佐々木裕一、尊田雅弘(三菱重工)
デジタルモックアップを用いたバーチャルマニュファクチャリングは、自動車産業などの量産品工場において、設計段階における工法検討などに用いられ、効果を発揮している。そこで、本研究では、このデジタルモックアップの造船への適用を検討し、下記システムを試作した。
・設計段階における工法検討システム
・船殻ブロック組立シミュレーション
・人間モデルを用いた作業検討システム
その結果、工法の事前検討、作業の効率化が実現できる可能性が得られた。
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