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第三部 アイコウボウ・USA座談会
日本財団からの援助が開始されるのに伴い、一九九八年七月、精神保健福祉の分野を中心とした六名の専門家によって、アイコウボウ・USA評価委員会が結成された。この会の目的は、その名の通りアイコウボウ・USAの活動に対する専門家による客観的な評価である。
参加いただいたのは次の方々である。
斎藤 昌(さかえ) |
二子メンタルクリニック 院長 |
林 幸男 |
(学)日本福祉教育専門学校 講師 |
白石弘巳 |
(財)東京都精神医学総合研究所 精神保健医療システム研究部門副参事 |
大原美知子 |
(財)東京都精神医学総合研究所 精神保健医療システム研究部門精神保健福祉士 |
佐藤新哉 |
(社福)東京都社会福祉協議会 東京ボランティア市民活動センター |
河野純基 |
医療福祉チャンネル774 プロデューサー |
この委員会は隔月ごとに評価会議を持ち、その中で様々なディスカッションが行なわれた。
アイコウボウの成り立ち、運営方法、資金の問題、人材について、その他様々なことが話題に上ったが、その中でも最も多くの関心を集めたのは、利用者、特にメンバーにとってのアイコウボウ・USAの存在意義であった。
これまでの十三年間に、実に多くのメンバーがアイコウボウ・USAを訪れたが、はたしてアメリカでの生活がメンバーにとって意味があったのか無かったのか。あったのなら、それはどういうところなのか。そこのところを見極めるのが重要な課題となった。
そこで、アイコウボウ・USAを利用したメンバーに対し、渡米前、滞在中、帰国後の一連の流れについて検討会議を行なうことになった。
時間的な制約から、検討対象を比較的最近の二年間に絞り込み、その間に現地を訪れたすべてのメンバー(延べ二十七名)に対し、検討が重ねられた。
その結果を踏まえ、この三年間の評価委員会の総まとめとして、二〇〇一年四月、「アイコウボウ・USAを考える」と題し、座談会が開催された。
この座談会では、日本の精神保健福祉の動向から、作業所の成り立ち、東京の藍工房、そしてアイコウボウ・USAについて様々な意見が交わされている。以下にその記録を掲載する。
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