7. カヌーを移動させる
陸上で練習したパドルの操作を、カヌーに乗って実践してみましょう。
肩の力を抜き、手首を柔らかくしてリラックスさせます。パドルの左右のブレードは、進行方向に対して垂直にして水に入れ、まっすくに後ろに引きます。ブレードが水面下に隠れるくらいの深さまで入れます。
パドルを前方に押し出す方の手の高さは目のあたりです。カヌーを漕ぐとき、速いピッチで短く漕ぐよりも、ゆっくりしたピッチで水の中を長く漕で方が船足が伸びて、疲れも少なくなります。
水の中のブレードがまっすぐ動いているか、目で確認しながら漕ぐ練習を繰り返してみましょう。
ブレードがまっすぐに水を捕らえ、スムーズなパドリングができるようになったら、腕の力ばかりでなく、腰のひねりを加えて漕いでみましょう。右のブレードが水を捕らえて引いてくるときに、カヌーの先端(バウ)は左へ行こうとします。腰をしっかり落ち着かせ、左足のひざと足の裏で艇を押さえることで、バウの傾きが抑えられ、直進方向の推進力が増します。
パドリングでは、腕を十分に伸ばして、大きなストロークを行うようにしましょう。その際ブレード全体で水をしっかり捕らえることが重要となります。
カヌーのバウ(艇首)がストロークの度に左右に振れますが、あまり気にせず、なるべく遠くに目標を設定しましょう。
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