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団員拡充モデル事業実施報告
1. 実施期間 平成14年7月1日〜平成15年3月31日
2. 実証団 干葉新宿団を主管団とする千葉市連盟
3. 実施目的 (1)海洋少年団が核となって、地域の小・中学生及びその親を招待して海洋活動や自然体験活動を行い、地域の親子に海洋思想を普及する。
(2)一般の親子を対象としたアンケート調査の実施、部外有識者を含む指導者会議の開催並びに地域の関係行政機関や海事関係団体・法人等との協力連携の在り方の探求等により、千葉市内各団の在り方を検証することによって、当地区海洋少年団活動の活性化を図るとともに団員の拡充を目指す。
 
4. 実施結果
(1)海洋思想の普及活動事業
 
(1)海の日「マリンフェスティバル」千葉市連盟(ヨットハーバーとの共催)
【事業概要】
日時 平成14年7月20日 10:00〜13:00
場所 稲毛ヨットハーバー
参加人員 約800名(海洋関係者95名)
事業内容 カッター体験、クルーザー体験、手旗演技披露
 
イ. カッター体験 24名
 体験希望者6名、海洋少年団団員(中高生)4名計10名を1クルーとして実施。1回45分として、午前・午後各2回、計4回のカッター体験を実施した。
 
ロ. クルーザー体験 52名
 クルーザー3隻を使用し、1回に8〜10名を乗せ、1回約1時間弱として午前及び午後各1回ずつ計6回のクルーザー体験を実施した。
 
ハ. 手旗演技披露
 ヨットハーバー正面入口前で、初等級・中等級の団員約30名で原画及び文字の演技を披露した。
 
結果・評価 天気は良かったが風が強く、カッターはハーバー内のみで実施した。
 カッター、クルーザー共に、初体験の人ばかりであった。小学校低学年の子供は2人で1本のオールを漕がせたが、1人でやりたいと頑張る子もいた。大人の方が「結構力の要る、疲れるものですね」と洩らしていた。
 クルーザーは大人子供共に楽しんだ様だが、風が5m近くあり毎回船酔いが出てしまい、帆走するよりも機走とせざるを得なかった。慣れていれば最高の帆走日和であった。
 
 
マリンフェスティバル
 
 
 ヨットハーバーとの共催事業で、体験希望者が多かったが、カッター・クルーザー共に1回の乗艇人員に上限があり、希望者全員に体験させることが出来なかった。カッター体験の子供から、何時でも出来るかとの問があり、海洋少年団に入れば、何時でも可能と回答、保護者に入団を勧めた。
 
 
カッター体験
 
 
(2)市民親子三代夏祭り 千葉市連盟
【事業概要】
日時 平成14年8月18日 10:00〜13:00
場所 中央公園(海洋関係者114名)
参加人員 多数
事業内容 パレード参加、募金活動等
 
結果・評価 毎年「千葉市を美しくする会」が8月第3土・日曜日に開催する「親子三代まつり」で千葉市連盟では毎年パレードに参加している。
 例年帆走カッターを引いての参加であったが、今回は団員50名が「手旗行進」を初めて披露し、沿道の見物客を沸かせた。
 又、パレードと同時に15名の団員が「青い羽」の募金活動を行った。指導者約10名が祭りの実行委員として奉仕し、パレード係を担当し、パレードのスムーズな進行を行った。実行委員会より後日協力に対し謝辞があった。
 
 祭りに協力し、パレードに参加する事は「海洋少年団のPR、啓蒙」で意義の有ることであり、今後も継続参加する。
 
親子三代
 
 
(3)海洋少年団体験入団 千葉新宿団
【事業概要】
日時 平成14年9月14日 10:00〜15:00
場所 稲毛ヨットハーバー
参加人員 16名(海洋関係者3名)
緑区子供会グループよりの参加で、全員小学生であった。
事業内容 カッター体験、クルーザー体験
 
イ. 体験希望者13名を2班に分け、カッター1隻・クルーザー1隻を使用して実施。
 
ロ. 小人数であった為、カッター、クルーザー体験を午前・午後各1回ずつ、計2回で、合計4回実施した。
 
結果・評価 カッターは比較的体格の良い子供達であったので、1人1本のオールを試みた、短時間で交代させたが、オールを流されながらも頑張っていた。クルーザー体験では、船内に興味を持った子供が、設備や使用方法について色々質問していた。
 普段の生活では海辺で遊ぶ事は殆ど無く、海水に触れることが楽しそうであった。
 
(4)体育の日「ハーバー祭り」 千葉市連盟(ヨットハーバーとの共催)
【事業概要】
日時 平成14年10月10日 10:00〜13:00
場所 稲毛ヨットハーバー
参加人員 約1,000名(海洋関係者120名)
事業内容 カッター体験、モーターボート体験、手旗演技披露
 
イ. カッター体験
 体験希望者6名、海洋少年団の中高生団員3〜4名を1クルーとして実施した。
 1回30分として、午前・午後各2回、計4回のカッター体験を実施した。
 
ロ. モーターボート体験
 レスキュー「シーフレンド」を使用し、1回に6〜8名を乗せ、1回約30分として午前3回、午後3回、計6回のモターボート体験を実施した。
 
ハ. 手旗演技披露
 ヨットハーバー正面入ロ前で、初等級・中等級の団員約40名で原画及び文字の演技を披露した。
 
結果・評価 カッターは時間を短くした関係で、ハーバー付近のみの行動としたので体験者はもっとやりたいとの声が多かった。クルーザーからレスキューに変更した為、船酔いはでず、沖合いからメッセへの景観に全員大喜びであった。
 大人も子供も普段の生活では、海上に出る事は無いので海上より初めて陸岸を眺め、一様に良い経験をしたと感想を述べていた。
 午後から風があがった為、モーターボートは4回の予定を3回で中止とした。
 
(5)海洋少年団体験入団 千葉新宿団
【事業概要】
日時 平成14年11月10日 10:00〜15:00
場所 稲毛ヨットハーバー
参加人員 35名(海洋関係者5名)
若葉区桜木町内の子供会より参加、親子での参加であった。
事業内容 カヌー体験、カッター体験、モーターボート体験
 
イ. カヌー体験
 午前中3回、午後3回の計6回で子供の体験者全員に1回ずつ体験させ、最後の1回は希望者を募り実施した。
 
ロ. カッター体験
 子供の体験希望者1班と付添いの大人2〜3名を1クルーとして実施した。
 1回30分として、午前・午後各2回、計4回のカッター体験を実施した。
 
ハ. モーターボート体験
 レスキュー「シーフレンド」を使用し、1回に6〜8名を乗せ、1回約30分として午前、午後各2回、計4回のモーターボート体験を実施した。
 
結果・評価 カヌー体験は子供の希望者が多かった為、大人は昼休み中に体験して貰う事にしたが、3名の希望者だけであった。
 カッターは親子で同時に体験した組があり、互いに励まし、激励している親子が有った。家に帰っても話題になり、親子会話の促進に繋がる事と思う。
 子供会役員より「今後も子供会の行事として取り入れて行きたい」とのコメント有り我々海洋としても協力する事で、後日話合いをする事とした。
 
 
レスキュー「シーフレンド」







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