2−10 パンフレット・実績報告書の作成と配布・広報実績
2−3節、2−4節でも触れたように、前年度に作成したサポート資源提供システムのリーフレットについて、セミナーなどの告知と合わせて広く配布、システムの普及に努めた。最終的に、NPO向け約2,900部、企業向け約3,000部の配布を行った。また、前年度の実績報告書についても、全国のNPO支援センターの他、システムに関心のある企業等に広く配布した。
2−9節の運用ワーキング、および今後予定している運営委員会準備会などでシステムの細部が固まった時点で、新しいシステム紹介リーフレットを作成したい。企業・団体などの支援者向け、NPO・市民活動団体向けで、内容を分けたものを作成する計画である。
また、システムの運用が進む中で、マスコミに取り上げられることも多くなった。システムを紹介した新聞記事等について、以下にまとめた。
表2−5 サポート資源提供システム 紹介新聞記事リスト
日付 |
紙名 |
タイトル(見出し) |
内容 |
2001年7月16日 |
河北新報 |
イメージ向上など メセナの利点指摘 仙台・研究会 |
研究会紹介 |
2001年8月6日 |
河北新報 |
相互にメリット 資源提供システム 始動 |
システム紹介 |
2001年8月11日 |
河北新報(夕刊) |
社会貢献からビジネスチャンス 地域のNPOへ企業が熱い視線 |
セミナー紹介 |
2001年9月3日 |
河北新報 |
振込手数料免除などNPO支援事業実施 宮城労金・来月から |
資源提供紹介 |
2001年9月10日 |
河北新報 |
情報コーナー |
セミナー紹介 |
2001年10月22日 |
河北新報 |
活動資金を助成「コンペ21」実施 青葉ライオンズクラブ |
資源提供紹介 |
2001年11月5日 |
河北新報 |
企業や団体によるNPO支援を討論 仙台でシンポ |
シンポジウム紹介 |
2001年12月17日 |
河北新報 |
公開コンペで3団体に助成 仙台 |
資源提供紹介 |
2002年3月18日 |
河北新報 |
資源提供システム順調 新年度から本格稼動 宮城 |
システム紹介 |
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表2−6 サポート資源提供システム その他紹介リスト
日付 |
誌名 |
タイトル(見出し) |
内容 |
2001年9月 |
仙台商工会議所
月報 飛翔 |
「サポート資源提供システム」活用のご案内 |
システム紹介 |
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2−11 全国的な資源開発のための研究会のネットワークづくり
サポート資源提供システムと同様の資源提供メニューを開発している全国のNPOと、随時情報交換を行った。
特に2001年度に入って目立ったのは、中古パソコンのリサイクルに取り組む団体との連携であった。イーパーツ(東京)、NPOピーシーネット(静岡)、ユニバーサル・コミュニティ・センター(埼玉)等とは、定期的にパソコンリサイクルについての情報交換を行った。
サポート資源提供システムの資源提供が具体化するにつれ、視察対応、資料請求の問い合わせが増加した。2001年4月〜2002年3月の1年間で、正式なものだけでも視察6件、資料請求は70件以上にのぼった。
2−12 プロジェクト中間評価
2001年12月に、その時点でのサポート資源開発プロジェクトの目標達成度について、事務局内で自己評価を行った。事業開始時の以下の5目標
(1)サポート資源提供システムの試験的運用開始とシステム整備
(2)企業・個人等、資金・資源提供者の積極的開拓 システム維持企業30社
(3)ボランティア・市民活動団体のための情報公開拠点の整備 登録団体50団体以上
(4)サポート資源提供システムの利用促進
資金提供 200万円
パソコン提供 30台
物品提供 30件
(5)東北各地への巡回フォーラム
に加えて
(6)全国の資金開発研究会のネットワークづくり
についてもアウトカム(成果)達成度の評価を行った((1)と(4)は合わせて評価した)。その結果が、表2−7である。
ここで行ったプロジェクトの自己評価により、資源提供については、ほぼ目標通りに達成されているものの、システムを支える支援・協賛企業への働きかけが弱かったことが明確となった。この評価を研究会にフィードバックする形で、2002年2月以降、 システム運用ワーキング(2−9節参照)を開催し、企業協賛の仕組みづくりを促進することができた。
表2−7 サポー卜資源開発プロジェクト アウトカム達成度評価(2001.12現在)
サポート資源開発プロジェクト・サポート資源提供システム プロジェクト評価シート
サポート資源開発プロジェクト プロジェクトアウトカム達成度評価(2001.12現在)
目標項目 |
成果
(アウトカム)
目標 |
行動
(アウトプット)
目標 |
達成度
(アウトカム) |
達成度
(アウトプット) |
アウトカム達成度 |
企業・個人等、資金・資源提供者の積極的開拓 |
システム維持企業30社
(協賛金1社 5万円 協賛金収入 150万円) |
定例研究会の開催
(5回) |
企業の参加システム未整備
宮城労働金庫 助成金50万 |
定例研究会 3回開催 |
33% |
企業向けセミナー開催
(2回) |
企業向けセミナー 1回開催 |
パンフレット配布 |
パンフレット 2500部配布 |
パンフレット改定 |
未着手 |
公開シンポジウム 開催 |
公開シンポジウム 開催 |
NPO情報公開拠点の整備、NPOのシステムヘの登録 |
社会性・公益性が高く、活動成果の情報公開を積極的に行うボランティア・市民活動団体 50団体以上登録 |
NPO向けセミナー開催
(2回) |
登録NPO 19団体
手続き中団体 22団体 |
NPO向けセミナー 2回開催 |
70% |
情報公開拠点整備 |
ぺーパーべースでのNPO 情報ライブラリー開設。Web化検討中。 |
パンフレット配布 |
パンフレット 2550部配布 |
サポート資源提供システムの利用推進 |
資金提供 200万円 |
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資金提供 230万円
(宮城労働金庫、仙台青葉ライオンズクラブ) |
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80% |
パソコン提供 30台 |
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パソコン提供 28台 |
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物品提供 30件 |
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物品提供 3団体 8点 |
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その他 |
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(グループゆうとの連携) |
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東北各地巡回フォーラム |
東北各地のサポートセンターにノウハウ提供・PR |
フォーラム5ヶ所
(青森・秋田・岩手・山形・福島) |
時期未定 |
時期未定 |
10% |
全国の資金開発研究会のネットワークづくり |
ネットワークづくりと研究成果の交換 |
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全国のNPO支援センター60ヶ所などに昨年度報告書送付。 |
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40%? |
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