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◆質問1:クルマ利用の習慣強度の変化
 設問は、必ずしも“クルマ”がなくても移動可能な交通目的10問の中から、いくつクルマを選んだかによって評価する。
この結果、大半の子どもたちはクルマを選んだ個数が減少した。
 
質問1:自動車を選択した数の変化(学年計)
  自動車を選択した数の平均値 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 7.0 6.8 20 36 26 82
家族合計 7.6 7.3 70 121 118 309
注)第1回、第2回ともに有効回答票を対象として集計
 
◆質問2:環境やクルマに対する意識の強さ
a. 環境問題を考えなければならないと思う気持ちの強さ
・平均的には14点。非常に強い気持ちが現れているが、2回目は少し小さくなった
 
質問2-(1) 環境問題を考えなければならないと思う気持ちの強さの変化(学年計)
  環境問題を考えなければならないと思う気持ちの強さ 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 14.4 13.7 36 20 54 110
家族合計 16.1 15.5 123 89 177 389
注)環境問題を考えなければならないと思う気持ちの強さを評価する設問4問の強さの合計値(1設問最大5点、合計20点が最大)
 
b. クルマを使いすぎるのはよくないと思う気持ちの強さ
・全体的にはどちらかというと意識は高くなり、平均値が6(どちらともいえない)を越えた。
 
質問2-(2) クルマを使いすぎるのは良くないと思う気持ちの強さの比較
  クルマを使いすぎるのは良くないと思う気持ちの強さ 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 5.2 6.1 56 30 33 119
家族合計 5.6 6.2 169 118 112 399
注)クルマを使いすぎるのは良くないと思う気持ちの強さを評価する設問2問の強さの合計値(1設問最大5点、合計10点が最大)
 
c. クルマを減らしたかどうかの自己評価
・全体的にはどちらかというと意識は高くなった。
 
質問2-(3) 自分ではクルマ利用を減らしたと思っている気持ちの強さの比較
  自分ではクルマを減らしたと思っている気持ちの強さ 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 4.5 5.8 81 17 22 120
家族合計 4.7 5.8 243 80 82 405
 
◆質問3:1ヶ月間のクルマ利用回数の変化
・昨年10月と今年の2月の1ヶ月間クルマ利用回数を比較した結果、減少した人のほうが明らかに多くなった。
 
質問3 1ヶ月間のクルマ利用回数の比較
  1ヶ月間の自動車利用回数 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 28.7 28.4 20 21 34 75
家族合計 40.6 36.8 73 68 128 268
 
・児童は、自分でクルマを運転しないので顕著な減少は見られない。
・家族合計では、約1割減少している。月変動の減少率が4%程度であることを勘案すると、月変動の幅を超えて減少しているといえる。
 
◆質問4:3日間の交通手段利用状況とCO2排出量比較
・まず、昨年10月と今年の2月のそれぞれ3日間の交通機関利用回数を比較すると、減少している人のほうが多くなった。
 
質問4-(1) 3日間の交通機関利用回数の比較
交通機関合計トリップ数
  3日間の交通機関利用回数 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 958 883 30 14 42 86
家族合計 3,936 3,339 103 34 180 317
うち自家用車トリップ数
  3日間の自動車利用回数 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 209 226 34 18 34 86
家族合計 1,437 1,362 113 65 139 317
注) 児童の自家用車トリップは、同乗。
 
・CO2排出量は、減少した人のほうが多いことがわかる。
 
質問4‐(2) 3日間の交通で排出したCO2の比較
交通機関合計のCO2排出量
  C2排出量(kg/3日間) 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 367 344 34 10 42 86
家族合計 4,288 4,112 116 26 175 317
うちマイカーのCO2排出量
  C2排出量(kg/3日間) 増えた人 変わらない人 減った人 有効回答数:n
第1回 第2回 増減
児童 219 242 34 10 42 86
家族合計 2,211 2,018 113 42 162 317







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