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日野(大型・中型・小型)
定期交換部品(油脂液・フィルタ類)
定期交換部品 交換時期(千km/年) 備考
自家用貨物車等 事業用等
トランスミッション・オイル及びオイル・フィルタ 60/1年 トランスミッション・オイル・フィルタ付車
トランスミッション・オイル 60/1年 中型車、レンジャー大型車( )内は小型トラック
(40/2年)
トランスファ・オイル 60/1年(40/2年) 全輪駆動車、( )内は小型トラック
オートマチック・トランスミッション・オイル及びフィルタ 40/1年 小型トラック除く
オートマチック・トランスミッション・オイル 40/2年 小型トラック
(20/1年)   ( )内は業務運行又は発進・停止高頻度車
ディファレンシャル・オイル 60/1年(40/2年) ( )内は小型トラック
エンジン・オイル 5/0.5年 4B
フィルタ 10
エンジン・オイル 10/0.5年 15B
フィルタ 20
エンジンオイル&フィルタ CD級  15 /J05C,J05C(TI),S05C,S05D/
CE級 20 J07C
CD級 20 /J08C,J08C(TI)/
CE級 25
CD級 25 /P11(TI),K13C(TI)/
CE級 30 F17D(TI)
CD級 30 /M10U,K13D,K13U,F17D/
CE級 35 /F20C,F21C,V26C/
エア・クリーナ*1 60千km 小型トラック除く ビスカスタイプ(湿式)
48千km 小型トラック除く ドライタイプ(乾式)
50千km 小型トラック
※1 エアクリーナについてはヒアリングに基づき加筆した。
 
シビアコンディションについて<対象:事業用自動車>
<厳しい使われ方の条件>
以下の条件の一つに当てはまる走行が多い場合は「厳しい使われ方」に該当する。
A:悪路(凹凸路、砂利道、未舗装路等)、雪道、多塵地帯走行が多い:目安は走行距離の30%以上
B:走行距離が多い:目安は10,000km以上/月以上
C:山道、登降坂路走行が多い:目安は走行距離の30%以上
D:発進、停止の繰り返しが多い、もしくは低速走行の繰り返し:目安は走行距離の30%以上
 
<点検整備の実施時期>
 下表の「厳しい使われ方の条件」に当てはまる走行が多い場合は、条件に該当する1ヶ月毎の点検整備を実施する。
 
<1か月毎の点検整備項目と条件の適用>
点検整備項目 厳しい使われ方の条件
A B C D
1 かじ取り装置 パワー・ステアリング装置 ベルトの緩み及び損傷
2 制動装置 ブレーキ・ペダル 遊び及び踏み込んだ時の床板とのすき間
3 駐車ブレーキ・レバー 引きしろ
4 ブレーキ・チャンバ ロッドのストローク
5 ブレーキ・ドラム及びプレーキ・シュー ドラムとライニングとのすき間
6 走行装置 ホイール ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み
7 動力伝達装置 トランスミッション及びトランスファ 油漏れ及び油量
8 デファレンシャル 油漏れ及び油量
9 クラッチ ベダルの遊び及び切れたときの床板とのすき間
10 原動機 冷却装置 ファン・ベルトの緩み及び損傷
11 本体 エア・クリーナ・エレメントの状態
12 潤滑装置 油漏れ
13 エア・コンプレッサ エア・タンクの凝水
14 その他 シャシ各部の給油脂状態
 
三菱(大型、中型)
定期交換部品
定期交換部品 交換時期(千km/年) 備考
自家用貨物車等 事業用等
マニュアル・トランスミッションオイルの交換 60 60 ふそうスーパー耐熱ギヤオイル(ロングライフ) キャンター、ローザ
100 100 キャンター、ローザ、FR,FW型以外
30 30 上記以外 キャンター、ローザ
50 50 キャンター、ローザ、FR,FW型以外
25 25 FR,FW型
マニュアル・トランスミッション・オイル・フィルタ・エレメント交換 - 100 ふそうスーパー耐熱ギヤオイル(ロングライフ) マニュアル・トランスミッションのオイル・クーラ付車
- 50 上記以外
オートマチック・トランスミッションオイルの交換 50 50 中型トラック
40 40 上記以外
オートマチック・トランスミッションオイル・フィルタ・エレメント交換 40 40 中型バス
- 40/1.5 大型トラック、バス
トランスファのオイル交換 60 60 ふそうスーパー耐熱ギヤオイル(ロングライフ) FD,FG,BG型
100 100 FL型
30 30 上記以外 FD,FG,BG型
50 50 FL型
リア・デファレンシャルのオイル交換 60 60 ふそうスーパー耐熱ギヤオイル(ロングライフ) キャンター、ローザ
100 100 キャンター、ローザ、FR,FW型以外
30 30 上記以外 キャンター、ローザ
50 50 キャンター、ローザ、FR,FW型以外
25 25 FR,FW型
フロント・デファレンシャルのオイル交換 60 60 ふそうスーパー耐熱ギヤオイル(ロングライフ) キャンター、ローザ
100 100 キャンター、ローザ、FR,FW型以外
30 30 上記以外 キャンター、ローザ
50 50 キャンター、ローザ、FR,FW型以外
25 25 FR,FW型
エア・クリーナ・エレメントの交換 40 40 キャンター、ローザ
50 50 キャンター、ローザを除く
オイル・フィルタ・エレメントの交換 10/01 10/01 4M40型エンジン
01/15 01/15 4G64,4G63型エンジン
15 15 キャンター、ローザの上記以外のエンジン CC,CD級オイル
20 20   CF−4級オイル
30 30 中型トラック、バス  
20 20 中型トラック、バスの4M50型エンジン  
40 40 中型トラック、バスの上記以外のエンジン
30 30 中型トラック、バスの4M50型エンジン  
60 60 中型トラック、バスの上記以外のエンジン
  25 MP,MS型 CC級オイル
  30 MP,MS型で主に高速走行を行う場合
  30 MP,MS型 CD級オイル
  25 MP,MS型ターボチャージャー付属
  40 MP,MS型で主に高速走行を行う場合
  50 MP,MS型で主に高速走行を行う場合 CE級オイル
  30 FP,FY,FS,FT,FU,FV,FR,FW型 CD級オイル
  45 FP,FY,FS,FT,FU,FV,FR,FW型 CF−4級オイル
  60 FP,FY,FS,FT,FU,FV,FR,FW型で主に高速走行を行う場合
エンジン・オイルの交換 5/0.5 5/0.5 4M40型エンジン
01/15 01/15 4G64,4G63型エンジン
15 15 キャンター、ローザの上記以外のエンジン CC,CD級オイル
20 20   CF−4級オイル
15 15 中型トラック、バス CC級オイル
20 20   CD級オイル
30 30   CF−4級オイル
- 25 MP,MS型 CC級オイル
- 30 MP,MS型で主に高速走行を行う場合
- 30 MP,MS型 CD級オイル
- 25 MP,MS型ターボチャージャー付属
- 40 MP,MS型で主に高速走行を行う場合
- 50 MP,MS型で主に高速走行を行う場合 CE級オイル
- 30 FP,FY,FS,FT,FU,FV,FR,FW型 CD級オイル
- 45 FP,FY,FS,FT,FU,FV,FR,FW型 CF−4級オイル
- 60 FP,FY,FS,FT,FU,FV,FR,FW型で主に高速走行を行う場合
 
 
厳しい使われ方をした場合(シビアコンディション)の点検
〔事業用自動車等〕
厳しい使われ方の条件(以下のいずれか一つに当てはまる場合)
A:悪路(凸凹道、砂利道、未舗装路等)、雪道、多塵地帯の走行が走行距離の30%以上
B:走行距離が長い(目安:10,000km/月以上)
C:山道(登降坂道の走行が走行距離の30%以上)
D:発進・停止の繰り返しが多い、もしくは低速走行が走行距離の30%以上
 
〔一か月毎の点検整備項目〕
点検項目
かじ取り装置 パワー・ステアリング装置 ベルトの緩み及び損傷
制動装置 ブレーキ・ベダル 遊び及び踏み込んだときの床板とのすき間
駐車ブレーキ・レバー 引きしろ
ブレーキ・チャンバ ロッドのストローク
ブレーキ・ドラム及びブレーキ・シュー ドラムとライニングとのすき間
走行装置 ホイール ホイール・ナット及びホイール・ボルトの弛み
動力伝達装置 トランスミッション及びトランスファ 油漏れ及び油量
デファレンシャル 油漏れ及び油量
クラッチ ベダルの遊び及び切れたときの床板とのすき間
原動機 冷却装置 ファンベルトの弛み及び損傷
本体 エア・クリーナ・エレメントの状態
潤滑装置 油漏れ
エア・コンプレッサ エア・タンクの凝水
その他 シャシ各部の給油脂状態
 
 
日産ディーゼル(大型・中型)
定期交換部品
*印は初期交換時期を示す
(拡大画像:89KB)
 
厳しい使われ方をした場合(シビアコンディション時)の点検
 以下の条件のいずれか一つに当てはまれば、「厳しい使われ方」に該当します。
 厳しい使われ方の条件に当てはまる走行が多い場合は、1か月毎に点検します。
 
<厳しい使われ方の条件>
A 悪路(凹凸路、砂利道、未舗装路等)、雪道、多塵地帯の走行が走行距離の30%以上
B 走行距離が多い(目安:10,000km以上/月)
C 山道、登降坂路の走行が走行距離の30%以上
D 発進・停止の繰り返しが多い、もしくは低速走行が走行距離の30%以上
 
 
<1か月毎の点検項目>
1 ブレーキ・ペダルの遊び及び踏み込んだときの床板とのすき間
2 駐車ブレーキ・レバーの引きしろ
3 ブレーキ・チャンバのロッドのストローク
4 ブレーキ・ドラムとライニングとのすき間
5 ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み
6 オイル・バス・ハブの油漏れ及び油量
7 クラッチ・ペダルの遊び及び切れたときの床板とのすき間
8 トランスミッション及びトランスファの油漏れ及び油量
9 デファレンシャルの油漏れ及び油量
10 エア・クリーナ・エレメントの状態
11 原動機の潤滑装置の油漏れ
12 ファン・ベルトの緩み及び損傷
13 エア・タンクの凝水
14 シャシ各部の給油脂状態
 
(出典) 技術情報(2000.3,2000.4) (社)日本自動車整備振興連合会 発行
 
注:トラックの区分(大、中、普通、小型の区分)は、シリーズ車の一般的な積載量をもとにしています。
大型・・・積載量8〜12トンクラス
中型・・・積載量4〜7トンクラス(普通型 積載量5〜7トンクラス)
小型・・・積載量1〜3トンクラス
 
 なお、中型は、積載量4トンクラスの中型と積載量5〜7トンクラスの普通型とに区分する場合があります。その理由は、中型車をベースにして普通型車の設計・製造を行っているためです。







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