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聴覚障害者アンケート【32】
属性 年齢 32
性別
1. 障害の状況等について 3歳の時におたふくカゼにより感音性難聴になり、両耳とも100dB
口話、筆談が中心
2. 鉄道の利用状況について JR東北本線土呂駅、JR高崎線桶川駅
自家用車が中心のため、あまり利用しない。
2、3ヶ月に1回程
車の点検等:JR東北本線土呂駅〜JR埼京線恵比寿駅
帰省時:JR東北本線土呂駅〜JR東北新幹線仙台駅
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・運転時刻、運賃、乗り継ぎ列車の情報
・時刻表、JRサイバーステーションホームページ、パソコン(駅すぱあと)
・3月にJR寝台特急さくら号に乗車するのだが、寝台車の設備に関する情報が少なくてホームページをくまなく探したりしている
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・電車の発車時刻や遅延情報等
・電光掲示板
・ダイヤが乱れた場合、駅員がとても忙しそうで、まともに取り合ってくれない。(コミュニケーションが取りづらい)
・もっと文字による情報の提供に努めて欲しい。
(2)ホーム上 ・発車時刻、発車番線、遅延情報等
・電光掲示板
・発車ベル(メロディ)が良くわからない。いつドアが閉まるかのタイミングがつかみづらい。
・発車ベルを光で表現できればいいと思う。
(3)車両内 ・行き先(分割、併合の時は特に)、現在地
・ドアの上の電光掲示板
・赤信号や運転停車の時に、その為アナウンスをしているようだが、これも電光掲示板に表示して頂けると嬉しい。
・寝台特急に乗車する時・いつ検札に回ってくるのか・車内販売はあるのか等の情報が必要と感じている。
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・遅延理由、再開見込時刻の表示等
・電光掲示板、駅員の説明
・電光掲示板、駅員の説明共に不十分で曖昧な事がある。
・走行中の遅れの場合、車掌に直接尋ねたが「6分遅れで到着予定」と的確な回答が得られる様だ。
6. 総合的な評価について ・駅員に尋ねた時、対応のたらい回しはしないで欲しい。
 
聴覚障害者ヒアリング【1】
ヒアリング実施日 H14.9.27
属性 年齢 31
性別
1. 障害の状況等について 感音性難聴、生まれ付き 2級
2. 鉄道の利用状況について 山手線 JR総武線市川駅
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・時間、乗換方法等をパソコンや携帯のインターネットで調べている。
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・トイレの場所は表示があるから自分で探せる。
・筆談器は前に書いたことに遡ることができない。筆談器も良い面と悪い面がある。
・紙で筆談をお願いしても、紙とペンがなかなか出てこなくて時間が掛かってしまうことがあるので、専用の筆談器はあった方が良いと思う。
・紙と筆談器は両方あった方が良いと思う。
・以前は自分自身で紙を持ち歩いていたが、携帯を持つようになってから紙を持ち歩く事がなくなった。
(2)ホーム上 ・ランプなどでドアが閉まることが分かるようにして欲しい。
・ホーム上の文字情報が少ないが、文字があれば良いというわけでもない。文章が長すぎると分からない人も多いと思うので、文章は短く分かりやすくするべきである。
・時間帯によってホームが変わる場合、放送だけではホームが変わったことが分からないので、表示で案内して欲しい。
(3)車両内 ・乗り換え接続があるときは、周りの人の乗り降りの動きをみて判断しているが、そういう情報も文字で案内があると良いと思う。
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・例えば事故があった時など電車がなかなか来ない時に、表示の情報が無いと何もわからないので、ホーム上の電光掲示板で電車の遅れなどの情報も表示してほしい。
・状況が分からない場合、メモに書いて誰かに聞いたりしているが、面倒そうな顔をされて返事もしてくれなかったときがある。
・電車が止まってドアが開かなくて降りられない時に、何が起こったのかわからなくて困るので、文字表示で案内があればよいと思う。
・駅と駅の間で電車が止まってしまった時に友達に携帯のメールで情報を確認したりしている。
6. 総合的な評価について ・新型車両の表示装置は、駅の名前、どの駅まで何分という表示も出るので、とても良いと思う。







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