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「海と船の企画展」図録:朝鮮通信使

 事業名 海事博物館ネットワークの構築
 団体名 日本海事広報協会 注目度注目度5


大衆の関心のまと
 今ではテレビ・新聞・インターネットなどがありますが、江戸時代には瓦版(かわらばん)や浮世絵(版画)で、一般の人々に情報が流れていました。下の行列図もそのひとつです。
 最後の朝鮮通信使は、対馬(つしま)までしか来なかったため、そのようすを知りたいという人々の要望にこたえて、この版画が刷られたものと思われます。実際には見られない人々にも、通信使のことは広く知られていたのです。
 右の図も同じ年に、版画に刷られたものです。この他にも、12回を数える通信使の版画は各地に多く残っていて、当時の人々の関心のまとだったことがわかります。
 
 
朝鮮人渡海船之図 マストで曲芸などもしている。
 
 
 
朝鮮通信使行列図
 
 
大使節団―500人
 朝鮮通信使は、その度ごとに人数が多少変わりますが、なんと500人もの大使節団でした。それに、水先案内をつとめた対馬藩の役人がなんと500人。合計1,000人もの人が、海や陸を大移動したのです。
 鞆の浦では、福山藩の役人や食事の世話、宿泊の世話をする人たちが、さらに1,000人も集められ、あわせて2,000人がせまい鞆の町にあふれました。宿はお寺や大きな商家があてられ、一般の人々ともさまざまな文化交流が自然に行われました。







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