はじめに
センター職員により、平成十三年の一月号から毎回「京漁連だより」に「栽培漁業センターからの便り」を連載してまいりました。その目的は京都府栽培漁業センターの日常的な業務や、とりわけ“知られざる生産現場”的な側面を府内の漁業者等に広く知ってもらうことにありました。もとより読者に京都府栽培漁業そのものをより身近に感じ、事業のより良い推進者となっていただくことがこの連載の趣旨でもあります。
執筆を続けているうちに、その内容が本来目的にあってるかな、と自問自答しながら所員が執筆担当しつつ回をかさねてきました。京漁連だよりへの投稿は今後も続く予定ですが今回、一〇回目と一区切りがついたことから、センターを訪れる年間六〇〇人を越える施設見学者にも読んでもらおうと、「京漁連だより」発行元の京都府漁業協同組合連合会の再掲許可のご好意を得てそれらを一冊にまとめてみました。
一読いただき、御批評いただければ大変嬉しく思います。
センター所員一同
平成十四年十月
|