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里親活動振興事業検討会報告書
財団法人 全国里親会
平成14年9月27日
 
○ 事業の目的
 この検討会は、里親活動とくに地方(地域)における里親活動の活性化を図るため、活動上の問題点やニーズ等を分析、検討し、今後の活動の指針を作成して地域にフィードバックして活動に反映させ、里親活動の振興を図るため設置された。
 なお、この事業は日本財団の助成を受けて行われたものです。
○ 検討会の組織
 次の者をもって組織した。
座長
関戸 幸男 全国里親会副会長(山梨県きずな会々長)
1. 学識経験者
津崎 哲雄  京都府立大学福祉社会学部教授
石川 守  東京都児童相談センター養育家庭支援担当課長
2. ブロック代表者
(1) 広瀬 清蔵  北海道 (北海道里親会連合会々長)
(2) 高橋 亨夫  東北 (仙台市ほほえみの会々長)
(3) 星野 崇  関東 (神奈川県里親会々長)
(4) 竹内 重富  東海・北陸 (福井県里親会々長)
(5) 荒堀 喜代蔵  近畿 (大阪府里親連合会々長)
(6) 松田 美代子  中国 (山口県里親会々長)
(7) 井上 久美子  四国 (香川県里親会々長)
(8) 橋田 村俊  九州 (長崎県里親会々長)
3. 助言者
(1)杉浦 宏章 全国里親会常務理事
(2)西川 公明 全国里親会理事
○ 運営と報告
1. 全員参加の下で開催され、検討会発言要旨(別紙1)のとおり全委員が意見を表明し、質疑討論を行った。
2. 各委員は、それぞれの意見を下記の項目に沿って、書類により提出した。(別紙2)
(1)地域里親会のこれからの活動指針について
(2)新しい制度を視野に入れての里親制度の改善策と展望等について
(3)その他
3. 委員の一部の方は、その代表する地区(地域)ブロックにおいて採択された里親制度の推進に関する要望、決議を参考として引用された。(別紙3)
○ 検討会の総括
1. 厚生労働省による里親制度の新展開に伴い、停滞状態に陥っている里親事業にいわば再出発をうながすこととなった機会に、この検討会の開催のあったことは特記に値する。
2. 検討会の検討の結論について、とくに書類により提出された内容を任意集約することは、各委員の真意をゆがめるおそれがないとしないので、これの全文をかかげることとした。
3. 以上のほか、次のような意見があったので付記する。
(1)里親の種類についての「養子縁組里親」の新設を検討すること。
(2)里親手当の増額については賛否両論の意見があった。
(3)レスパイト事業の受入れ先について施設を避けること。







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