日本財団 図書館


十四年度計画等を追認
財団理事会・評議員会開催
 
議場正面に着席する笹川鎮江会長
 
 財団第六十九回評議員会・第八十五回理事会が三月二日午前十一時から東京・三田の笹川記念会館で行なわれました。
 財団の次年度事業計画等を審議する理事会・評議員会はこれまで毎年六月に行なわれており、十四年度事業計画・収支予算は昨年六月の同会議で可決成立を見ていますが、昨年実施された監督官庁文化庁の「計画成立と実施時期が離れすぎていて実情に添っていない」との指摘と、その後の事情変更が出たため、改めて審議されました。
 冒頭、笹川鎮江会長は開会のあいさつを述べた後、風邪気味のため退席され、河田神泉副会長が議長となり、鈴木吟亮専務理事、矢萩保三事務局長が議案を説明し、審議が行なわれ、各議案とも可決されました。
 審議事項ならびに前回会議との主な変更点は次のとおりです。
一、平成十四年度事業計画及び収支予算の議決に関する件
事業計画・海外普及事業に「吟剣詩舞の海外普及のため吟剣詩舞道代表団のタイ王国派遣並びに親善文化交流事業への協賛を行なう」を加える
吟剣詩舞普及振興のための講習会の開催計画中、夏季吟道大学及び剣詩舞道大学の開催場所を「湘南国際村センター」とする。
啓蒙普及事業中、衛星回線番組の放送日を毎日(これまでは土、日を除く)に、時間帯を「毎朝7時30分〜8時」に変更する。
平成十四年度収支予算総額は、前回理事会の計上額より二百二十三万円減の三億二千二百五十三万円とする。
(日本財団助成金減額等のため)
二、理事の評議員兼務の一部解除の議決に関する件
理事の評議員兼務は財団寄付行為で認められているが、昨年の文化庁検査の際「理事全員が評議員を兼務することは、評議員会が理事会の牽制機関であるという趣旨にそぐわないので、改善が望ましい」との要請があった。これにつき常任理事会であらかじめ検討した結果、評議員会開催の定足数に必要な最低員数二十名の理事は引き続き兼務し、他の十四名の理事の兼務を解く。
 
議長を務める河田神泉副会長(中央)と議案を説明する鈴木亮専務理事(中央左)
 
三、「公印管理規則」制定の議決に関する件
財団法人日本吟剣詩舞振興会において使用する公印(会印、会長印、契印)を管理する規定を新たに制定する。
 
地区連協代表者会議開催
 理事会・評議員会に引き続き同日午後、平成十三年度第二回地区連絡協議会執行部代表者会議が開催されました。
 
議案を審議する理事諸氏
 
 平成十四年度財団主催行事、全国コンクール地区大会の開催予定などが確認されたほか、全国吟詠コンクールと少壮吟詠家コンクール、同年度かけもち出場が可能になるなど、新たに決定された事項が周知されました。
 また財団機関誌「吟剣詩舞」の十四年度購読部数目標を一万八千部に設定していることから、各都道府県で一層の拡大に努めることなどが話し合われました。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION