長崎県の離島のうち、ある程度まとまった廃棄物等の発生が見込まれる対馬地区、壱岐地区、五島地区を対象とする。

　

　対馬地区は、韓国釜山から朝鮮海峡をへだてて49.5kmの位置にある。対馬島、海栗島、泊島、赤島、沖ノ島、島山島の6島からなる。人口を見ると、対馬地区の全人口の99.5％が対馬島に住んでいる。

　対馬地区は、厳原町、美津島町、豊玉町、峰町、上県町、上対馬町の6町で構成されている。最も人口が多い町は厳原町であり、対馬地区全人口の約37.6％が住んでいる。

　

　

　

　壱岐地区は、福岡市から約70kmに位置する。壱岐島、若宮島、妻ヶ島、原島、長島、大島の6島から成る。壱岐地区全人口の約98.3％が壱岐島に住んでいる。

　壱岐地区は、郷ノ浦町、勝本町、芦辺町、石田町の4町で構成されている。最も人口が多い町は郷ノ浦町であり、壱岐地区全人口の約36.0％が住んでいる。

　

　

　五島地区は、長崎県の西方に位置する。中通島、福江島等18の島から成る。人口は、中通島、福江島に集中しており、両島で五島地区全人口の約89.8％を占める（中通島：32.8％、福江島：56.9％）。

　五島地区は、1市10町で構成されている。最も人口が多い市町は福江市であり、五島地区全人口の約36.4％が住んでいる。次いで、有川町（約9.9％）、上五島町（約9.7％）となる。