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国内のクルーズレポート等の観測情報については、ごく沿岸部を除き大半を収集できたものと思われるが、来年度も引き続き調査し、情報の充実を図る。 |
(2) |
海外のクルーズレポート等の観測情報については、主として、WESTPACのニュースレターやホームページ等から収集した。しかしながら、文献等に記載されている情報やデータまで収集活動は行っていないので、来年度も継続的にこれらのデータ収集を行う必要性があるものと考える。 |
(3) |
文献調査の結果、約450件の論文を抽出した。但し、今年度に得られた観測情報についてこれらの文献との照合は図っていない。抽出した文献に対する観測情報との整合性については、来年度に行う観測インベントリー情報の収集後に総括して行う方が良いものと考える。 |
(4) |
データの所在情報については、今年度の収集資料においても不明なものがあった。これらの情報については、来年度も継続して調査を行う必要性があろう。 |
(5) |
今年度は、まず観測情報の調査・整理に多くの労力を費やしたため、観測データの収集は十分に行うことはできなかった。来年度は、これまでに入手されていない新しいデータの収集を可能な限り行うこととする。 |
(6) |
観測位置に関する情報は、属性情報として最も重要な項目のひとつである。しかし、今年度収集した情報にはこれらの位置情報が十分に網羅されているわけではない。今後、データベース化に際し、MSQ番号を付与したり、測点図の整備を図るなど位置情報を充実させることが必要であろう。 |
(7) |
今年度は、オンラインシステムのイメージ案を想定し、データベースの基本設計を行った。来年度においては、このシステムの運用及び情報提供方法を具体化し、情報収集及びデータベースの構築を行うものとする。また、その際にはデータのコード化についても検討を行う必要があろう。 |