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3.4 異常時の原因と対策の概要
(1)検索方法
 異常現象は体系ごとに分類し、ユーザは該当する体系から検索する。
・始動前の異常
・始動時の異常
・運転中の異常
(2)検索結果
 検索結果は、異常状態・異常原因・対策を一望できるツリーとして表示する。
 また、対策には参照される概要・パーツリスト・参照資料をリンクさせる一方、3D表示への誘導の仕組みを組込む。
 
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図2 3D表示への誘導
 
3.5 パーツリスト
 パーツリストは図面部分と部品リスト部分から構成されている。図面部分は、PDFとSVGの2つの形式で表した。特に平成13年度は、SVG形式で図面表示を行い、部品リストとの間でホットスポットを作成することで図面−部品リスト間の双方向性を実現した。
(1)SVG形式の図面の表示
 図面はCADデータ(DXF形式)から、Illustrator上でSVG形式に変換し、画面上に表示する。
 SVG形式のデータはプラグインによってブラウザ内にその表示が可能となる。
 プラグインとしてはAdobe SVG Viewer3.0を使用する。
(2)SVG形式の図面内のホットスポットの制御
 SVGデータ内に、各部品毎に部品表の該当箇所を参照するホットスポットを貼り込む。
 また部品表にも各部品毎に、図面内の該当箇所を参照するリンクを貼っている。
(3)SVG形式の図面の拡大/縮小および移動
 画面表示されたSVGデータは、プラグインの機能として拡大/縮小が可能であるが、移動は出来ない。今回は「移動」をスクリプトにより可能とした。
 また表示の制御として「拡大/縮小」および「移動」を統一した制御系で実現した。
 
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図3 SVG形式の図面表示(例)
 
3.6「全文検索」
 「検索」は全文検索機能を提供する。
 検索画面では、検索対象とする項目の選択や検索方法の指定、また検索文字列を入力する。検索結果はブラウザに表示され、該当のファイルへもリンクすることができる。
 
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図4 全文検索(例)







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