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2・3 デジタル回路
2・3・1 パルス変調とシフトキーイング変調
 連続的な搬送波の代わりに幅の狭いパルス波を信号で変調すると図2・14に示すパルス変調波となる。
 
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図2・14 パルス変調波
 
 (a)パルス振幅変調PAMは信号に対応してパルス波の振幅を変化する。(b)パルス幅変調PWMまたはPDMパルス幅はパルスの幅を変化させる。(c)パルス位置変調PPMはパルスの位置、(d)パルス符号変調PCMは信号の強さに対応した1と0で構成した2進符号列で表示している。デジタル通信等の機器にはPCMが一般的に利用されている。図2・15はシフトキーイング変調と呼ぶ変調で、信号を1と0の符号列に変換した後に通信のために更に搬送波を変調する波形で、(a)1と0で振幅がオン−オフされる振幅シフトキーイングASK、(b)周波数が変化する周波数シフトキーイングFSK、(c)位相が変化する位相シフトキーイングPSKがある。(c)のPSKは位相が1と0で反転するので2位相シフトキーイングBPSKと呼ばれ移動体通信等に使用されている。
 
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図2・15 シフトキーイング変調波







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