表3 接頭語
接頭語の名称 (略号)
単位に乗ぜられる倍数
接頭語の名称 (略号)
単位に乗ぜられる倍数
ヨタ(Y)
10 24
デシ(d)
10 −1
ゼタ(Z)
10 21
センチ(c)
10 −2
エクサ(E)
10 18
ミリ(m)
10 −3
ペタ(P)
10 15
マイクロ(μ)
10 −6
テラ(T)
10 12
ナノ(n)
10 −9
ギガ(G)
10 9
ピコ(p)
10 −12
メガ(M)
10 6
フェムト(f)
10 −15
キロ(k)
10 3
アト(a)
10 −18
ヘクト(h)
10 2
ゼプト(z)
10 −21
デカ(da)
10
ヨクト(y)
10 −24
表4 SI単位
(電機・電子機器業界で比較的よく使われている)
区分
量
SI
SIの整数乗倍でよく用いられている単位
SIと併用して用いてもよい単位の中でよく用いられる単位
適用
空間及び時間
角度
rad
°(度)
長さ
m
km、cm、mm、μm、nm
標高、線路長、寸法、径、距離、幅、ピッチ、変位、間隔、高さ、厚さ、波長、伝送路断面積、表面積
面積
m 2
mm 2 、μm 2
容量
容積
m 3
cm 3 、mm 2
l(リットル)、ml
時間
s(秒)
ms、μs、ns
d(日)、h(時間)、min(分)
時定数、パルス、周期
角速度
rad/s 2
風速
速度、速さ
m/s
G
加速度
m/S 2
周期関連
周波数、振動数
Hz
kHz、MHz、GHz
回転速度、回転数
min −1
r/min
力学
質量
kg
g、mg
密度
kg・m 3
g/cm 3
慣性モーメント
kg・m 2
力
N
mN
引張力、張力、強度、荷重
力のモーメント
N・m
N・cm、mN・m
トルク、ねじり力、衝撃力
圧力
Pa
MPa、kpa
mbar、bar
水圧 気圧
応力
Pa又はN/m1
MPa
引張強さ、耐力 曲げ強さ
流量
m 3
m 3 /min
l/min
風量
エネルギー
J
熱
温度
℃ K
温度上昇、周囲温度、温度範囲
電気及び磁気
電流
A
kA、mA、μA
電圧
V
kV、mV、μV
静電容量
F
μF、pF、nF
磁界の強さ
A/m
磁束の密度
T
mT、μT
磁束
Wb
インダクタンス
H
mH、μH、nH
抵抗
Ω
MΩ、kΩ、mΩ
インピーダンス、絶縁抵抗、接触抵抗
電力
W
MW、kW、mW
出力、容量、消費電力、動力、損失
皮相電力
VA
容量、負担、負荷
電力値
J
kW・h
その他
照度
IX
レベル
dB
騒音、利得、SN比、出力レベル、減衰量
・
回転速度min−1 については、(1)関係機器(ポンプ、エンジン、水車、工作機等)がmin−1 を採用している。(2)将来を考慮し、原則論に則っているほうがよいなどの理由から、min−1 を用いることとした。しかしながら、銘板表示等実用上の便を考慮して、IEC27−1(電気用文字記号)と同様にr/minの使用も認めることとした。
なお、従来から広く用いられているrpmについては、JIS Z 8203では使用が認められているが、国際的には単位記号として認められていないため使用しないこととした。
表5 統一単位
No.
量
統一単価
備考
1
回転速度
min −1
本体銘板等必要に応じr/minを使用してもよい。なお、詠み方は、毎分(回毎分)とする。
2
圧力
Pa
絶対圧力は“Pa[abs]”、ゲージ圧力は“Pa[gage]”と表示する。
3
応力
N/mm 2
必要に応じPaを使用してもよい。
4
温度差
K
必要に応じ℃を使用してもよい。
5
電力量
Wh
6
磁束密度
T
7
体積
m 3
基礎状態体積は“m 3 [normal]”と表示する。
8
容積
l
紛らわしい場合は、Lとしてもよい。
例:0.11→0.1L
表6 SIへの切換えを必要とする主な単位
No.
量
従来単位
SI単位
従来単位の猶予期間
1
温度
deg
℃又はK
1993年9月1日
2
圧力
mmHg
Pa
1999年9月30日
3
力
mmAq
kgf
N
4
力のモーメント
kgfm
Nm
5
慣性モーメント
kgfm 2
kgm 2