4.3.3 ケーブルの貫通
(1)一般的な貫通要領
防水・防火を要求されない場所でケーブルの保護のみを考慮したケーブルの貫通方法は、鋼材の鋭利な角にケーブルを接触させないことが絶対条件であり、その具体例を次に示す。
(a)鋼壁、ウエブ、ガーダなどの貫通
ケーブルを船体構造物に接触させないようにするが接触するおそれのある箇所には図のようにゴムコーミング又は鉛板でケーブルを保護する。
図4.9 ゴム製コーミング使用例
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ケーブル貫通に対し十分余裕のある穴をあける。ただし、鋼壁の場合は、 第9章参照のこと。
図4.10 貫通口のみの例
図4.11 コーミング使用例(1)
(注)木壁を貫通するときにも使用する。
図4.12 ブッシング使用例
(b)甲板の貫通
図4.13 コーミング使用例(2)
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