日本財団 図書館


2)計算条件
 検証は従来の浅い対流のwarm rainスキームと、深い対流のcold rainスキームを比較することによって行った。(実験1〜実験2)深い対流の計算は鉛直層の最上層を9000mとした。また、上空は風速が強くなるためタイムスチップを30秒から20秒に短縮した。その他の条件はすべて統一した。
 
共通計算条件
   初期値・境界条件 :気象庁GPV(RSM)
  格子間隔 :5km
  格子数 :120×120
  中心位置 :北緯34度、東経133度30分
  計算開始時刻 :2002年5月9日21時
  積分時間 :39時間
 
実験1.
基礎方程式 浅い対流
降雨過程 warm rainスキーム
鉛直層の厚さ(単位:m、18層)最上層:5000m
20、30、50、80、120、200、300、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400
タイムスチップ:30秒
 
実験2.
基礎方程式 深い対流
降雨過程 cold rainスキーム
鉛直層の厚さ(単位:m、28層)最上層:9000m
20、30、50、80、120、200、300、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400、400
タイムスチップ:20秒
 
 計算領域を図3.2.4に、初期値・境界値に使用した気象庁GPV(RSM)の降水分布を図3.2.5〜3.2.6に示す。
 
図3.2.4 計算領域
 
(拡大画面:214KB)
図3.2.5 気象庁GPVの降水分布
2002年5月9日21時〜10日12時
 
(拡大画面:243KB)
図3.2.6 気象庁GPVの降水分布
2002年5月10日15時〜11日6時







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION