日本財団 図書館


2. 淀川の河川管理施設(かせんかんりしせつ)
 毛馬地区には、淀川の水を調整する大切な役割を果たす淀川大堰(よどがわおおぜき)、毛馬水門(けますいもん)、毛馬閘門(けまこうもん)、毛馬排水機場(けまはいすいきじょう)がつくられています。
 また、淀川と神崎川が分かれるところに、一津屋樋門(ひとつやひもん)がつくられています。
 それぞれの施設は、毛馬排水機場(けまはいすいきじょう)にある操作室(そうさしつ)でコントロールされ、淀川の水は、24時間守られています。
〔淀川大堰(よどがわおおぜき)〕
 大堰は、水の高さを調節したり、海の水が川に流れ込まないようにする施設です。
 
〔毛馬水門(けますいもん)〕
 毛馬の水門は、大川へ流れる水の量を調節する施設です。洪水の時は、大川の水があふれないように、門をしめます。
◆ふだんは、淀川の水を、毛馬水門を上げて大川へ流し、大堰の調整ゲートで、海水が入らないようにしながら大阪湾へも流しています。
 
◆洪水のときは、毛馬水門を閉め、大堰のゲートを上げて、いっきに水を大阪湾へ流します。
 
〔毛馬閘門(けまこうもん)〕
 水面の高さがちがう大阪市内の川と淀川を船が行き来するためにつくられました。
(拡大画面:41KB)
 
〔毛馬排水機場(けまはいすいきじょう)〕
 毛馬排水機場は、大川の水がふえすぎた時に、ポンプで水をくみ上げ、淀川に流して、川の水があふれないようにします。
〈一津屋樋門(ひとつやひもん)〉
 毛馬水門と同じように、水の量を調節したり、洪水をふせぎます。
〈魚道(ぎょどう)〉
 淀川大堰(よどがわおおぜき)の両端(りょうはし)には、魚の通る道がつくられています。川には、アユやサケのように、川を上ったり下ったりする魚がいます。
 そこで、大堰で川の水がせきとめられた時でも、魚たちが川を行き来できるようにつくられた道が魚道です。
淀川大堰の魚道







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION