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(3)野鳥を観察しよう
 日本で主に見られる野鳥の数は、547種といわれています。
 淀川では、一年中淀川に生息する鳥(留鳥(りゅうちょう))、夏鳥、冬鳥など、季節によってさまざまな鳥を見ることができます。
 春には、ヨシ原の中にある溜まりや十三干潟(じゅうそうひがた)で、シギやチドリ、コサギ、アオサギが観察できます。
 初夏には、ヨシ原でオオヨシキリが、ワンド内でカイツブリ、カルガモ、バン、オオバンが見られます。
 秋は、ノビタキがよく観察できます。
 冬には、カモ類、ホシハジロの群れ、オオジュリン、ツリカズラなどが見られます。
◆留鳥(りゅうちょう):地域によっては、一年中見られる鳥
◆夏鳥(なつどり):春に南の国から渡ってきて繁殖し、秋には南の国へ帰っていく鳥
◆冬鳥(ふゆどり):秋に日本にやってきて冬をすごし、春になると北の国へ帰り、繁殖する鳥
 
鳥観察のマナー 〜やさしいきもち〜
:野外活動、無理なく楽しく
:採集(さいしゅう)はひかえて自然はそのまま
:静かに、そーっと
:1本道、道からはずれないで
:気をつけよう、写真、給餌(きゅうじ)、人への迷惑(めいわく)
:持って帰ろう、思い出とゴミ
:近づかないで、野鳥の巣
 
観察に必要なものを用意しよう
○双眼鏡(そうがんきょう)、図鑑(ずかん)、筆記用具(ひっきようぐ)、懐中電灯(かいちゅうでんとう)、カメラと望遠(ぼうえん)レンズと三脚(さんきゃく)、録音器具(ろくおんきぐ)など。
○鳥は、目がよく、色も分かるので、赤・黄・白といった目立つ色の服は鳥をおどろかせてしまいます。黒っぽい目立たない色の服を着ましょう。
観察の方法
 大きさ、体形、色、飛び方、鳴き声、見つけた場所、日にちなどをノートやカメラで記録しよう。
 鳥は、季節や場所によって見られる種類がちがいます。それぞれの季節に、川のいろんな場所へ鳥を見つけに行きましょう。
 
《淀川で見られる鳥たち》
○身近な野鳥で一年中みられるもの
トビ(体長59cm〜69cm)
 
カワセミ(体長17cm)
 
モズ(体長20cm)
 
カルガモ(体長53〜63cm)
 
セグロセキレイ(体長21cm)
 
アオサギ(体長93cm)
 
バン(体長32cm)
 
コサギ(体長61cm)
 ほかにも、キジバト・スズメ・ハジブトカラス・ハヤブサ・ヒヨドリ・ムクドリなど多くの鳥をみつけることができます。







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