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《帰化植物(きかしょくぶつ)》
 外国から輸入(ゆにゅう)して栽培している植物や、外国から来る人や荷物に混じって(まじって)いつのまにか運ばれてきた植物が、日本で野生化(やせいか)したものを帰化植物(きかしょくぶつ)といいます。
 川原には、たくさんの帰化植物が生えています。帰化植物はとても繁殖力が強いので、もともとその土地に生えている植物を追いやってしまいます。また、ふえすぎて害になるものもあります。
セイタカアワダチソウ
 北アメリカ原産の多年草で、繁殖力(はんしょくりょく)が強い。
 ほかの植物を枯らして、あたり一面に広がります。
 セイタカアワダチソウには、虫も鳥も寄りつきません。
 
ホテイアオイ
 熱帯地域の浮き草。
 水をきれいにする働きがありますが、繁殖力(はんしょくりょく)が強く、水面を埋め尽くし、他の生きものがすめなくなります。
 
ブタクサ
 北アメリカ原産の一年草。
 花粉症の原因になる植物の一つ。
 ヨモギに似ていますが、ヨモギとちがって食べられません。
 
ボタンウキクサ(ウォーターレタス)
 繁殖力が強く、ワンドなどに大量発生します。枯れ(かれ)て腐る(くさる)ため、水質の悪化や、ほかの生物への影響(えいきょう)が心配されます。
淀川の水面をおおうボタンウキクサとホテイアオイ
〈淀川で見られるその他の帰化植物〉
アレチウリ・オオアレチノギク・オオイヌノフグリ・オオオナモミ・ガガイモ・コマツヨイグサ・シロツメグサ・セイヨウカラシナ・セイヨウタンポポ・ハルジオン・ヘクソニンジンなど







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