琵琶湖・淀川流域連携事業
ジュニアリバーシンポジウム&ジュニアリバースクール
(船と川の環境シンポジウムと教室)
募集要項
―水上バスで淀川を移動しながら、琵琶湖・淀川の自然と舟運を学ぼう―
世界は、「水不足」「水質汚濁」「洪水の危険」などの水の危機に直面しています。この水問題を解決するために、2003年3月に第3回世界水フォーラムが京都を中心に滋賀・大阪の琵琶湖・淀川流域において開催されます。
この世界的な会議を機会に、ジュニアリバーシンポジウム&ジュニアリバースクールを開催し、次代を担う子供たちが淀川での体験学習を通じて身近な水環境を学び、世界の友達と共に河川、水のあらゆる事を考え、来年3月8日(土)に開催するジュニアリバーシンポジウムで、その成果を報告し、話し合っていただく国際交流の機会を設けることにしました。
この企画に参加していただける小学校(高学年)を下記のとおり募集します。
○ジュニアリバースクール 開催日:2002年10月19日(土)、25日(金)、26日(土)
開催場所:淀川(鵜殿葭原 毛馬閘門 城北ワンドなど)、淀川資料館(枚方市内)、大阪港、琵琶湖
○ジュニアリバーシンポジウム 開催日:2003年3月8日(土)
開催場所:京都市内
1. ジュニアリバースクール
(1)ジュニアリバースクールの概要
ジュニアリバースクールは、2003年3月に開催を予定している国際ジュニアリバーシンポジウムの準備活動として開く、小学生高学年を対象とした河川を総合的に学ぶ教室です。
スクールでは淀川・琵琶湖を船(水上バス)やバスで移動しながら、舟運*1や河川環境の専門家を講師として、舟運の歴史、舟運と河川環境、河川の自然とその働き、役割などについての学習を行います。学習の内容は、講師による講義や大型ビデオプロジェクターを利用した舟運学習、環境学習のほか、水質試験キット(パックテスト)を利用した河川水質の測定、淀川の生物観察などの実習です。
このような体験学習を通じて、子供達に淀川についていろいろ感じ、思い、考えていただきたいと考えています。そして、川の自然保護、川と舟運、川と暮らし、川と産業、川と都市の交流、川とスポーツ等自由にテーマを設定していただき、子供達の目線で将来の河川の姿を自由に描いてていただくことを目的としています。
小学校の総合学習に活用していただくことができる企画と考えており、多くの参加者を希望します。なお、ジュニアリバースクール参加者は、ジュニアリバーシンポジウムへ参加することが義務付けられます。
*1 舟運:船で貨物や人を運ぶことを舟運(しゅううん)といいます。
(2)参加募集コースと日時
下記の中からいずれか1日を選択して下さい。
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(3)各コースの内容
○コース1:テーマ「河川と舟運」
大阪コースでは渡し舟、広報船、水上バスに乗りながら、琵琶湖・淀川舟運の歴史や現在の舟運の姿を体験します。琵琶湖コースはシャトル船の船内や琵琶湖博物館で琵琶湖の舟運と自然を学習します。
大阪コース
主な学習施設
安治川渡し:渡し舟の歴史と現在も活躍する渡し舟を体験
大阪市港湾施設(船上見学):広報船『水都』に乗って運河・港湾の働く船舶を観察
琵琶湖コース
主な学習施設
琵琶湖博物館:展示物や模型、水槽内の生物等を通して琵琶湖の舟運・自然について学習
アクア琵琶:瀬田川流域の砂防、琵琶湖の治水、琵琶湖の総合開発と水管理について学習し人と自然の関わりを学ぶ。
○コース2:テーマ「淀川と自然の力」
琵琶湖・淀川水系の歴史と現在の川の姿を学び、豊かな自然と自然の力を学習します。
主な学習施設
船上観察:水上バスで毛馬閘門を通過し、淀川両岸の葭原(よしはら)やワンドの様子観察
鵜殿(うどの)の葭原(よしはら):葭原(よしはら)の育成、切り下げ実験についての学習やヨシを使った笛作り体験
城北ワンド:ワンドを歩きながら水生生物の観察とスケッチ、水質試験の体験
○コース3:テーマ「水と産業」
河川や海水を活用した産業として火力発電所、浄水場など見学しながら、産業と水の関わりについて学習します。
主な学習施設
関西電力株式会社 南港発電所 エル・シティ館:火力発電と電力の仕組み、水の役割を学ぶ
OAP熱供給センター:河川水を利用した熱供給システムを学ぶ
大阪市水道記念館:淀川の水を飲み水へと高度処理する過程や役割について学ぶ
(4)募集内容
ジュニアリバーに参加していただく小学生を募集します。
(1)募集人数
小学生チーム(高学年) 20チーム(1チーム17人とします。)
(内訳は、15名が児童、2名が引率者となり、児童の引率をお願いします。)
(2)費用 無料
必ず弁当・水筒持参でお願いします。
(5)資格および応募方法
1)応募資格
琵琶湖・淀川流域に位置し、集合場所・時間に無理のない小学校(団体)で、総合学習で環境学習に取り組む、あるいはこれから取り組みをしようとしているなど、河川環境や舟運に関心をもっている小学校(団体)。
ただし、高学年(4年生以上)とします。
2)応募方法
郵送またはFAXで下記期日までに、応募用紙を送付してください。
(1)応募用紙の配布
(2)募集締め切り
先着順とし、定員になり次第締め切ります。また、来年度(財)琵琶湖・淀川水質保全機構にて同様の事業を予定していますので、今回参加できなかったところにつきましては、次回、応募していただきますようお待ちしております。
(3)募集受付場所
ジュニアリバースクール事務局
住所 〒541-0041 大阪市中央区北浜一丁目一番三十号 横井北浜ビル3F
(財)琵琶湖・淀川水質保全機構内J事務局
電話 06-6202-1267 FAX 06-6202-1317
担当者 遠井和、赤瀬
e-mail toiwa@byq.or.jp
2.「ジュニアリバーシンポジウム」
(1)ジュニアリバーシンポジウムの概要
ジュニアリバースクールに参加したジュニアが、ジュニアリバースクールによって得られた成果等をもとにさらに学習を深めていただき、それぞれが学んだ川と自然、川と暮らし、川と産業などテーマに基づき学習した成果を取りまとめていただきます。
ジュニアリバースクールに参加した小学生が一堂に会し、2003年3月8日にジュニアリバーシンポジウムを開催します。詳細は9月ごろに内容を発表する予定です。
ジュニアリバースクールに参加した子供達全員が集い、未来の河川、河川への想いや改善すべきこと、河川環境保全への提案など多様な角度から、ジュニアの目で見た河川、ジュニアが構想する河川などの報告を通して広く国際交流を広げていきたいと考えます。学習成果の発表や取りまとめ方は追って様式をお知らせします。
(2)開催日
2003年(平成15年)3月8日(土)
(3)開催地
京都府京都市内
(4)参加者
ジュニアリバースクール参加児童
招待した海外人小学生
総合学習に関心のある小学校(団体)の児童(2003年度ジュニアリバースクール参加希望校など)
(5)参加費用
必要ありません。
(6)必要経費の補助
パネル制作費などについての補助を予定しています。
(7)報告形式
発表形式、パネル、スライドなどの表現形式についての基本的な方式は、追って参加小学校の先生を交えた検討会を開催しまとめたいと考えています。
以上
ジュ二アリバースクール募集用チラシ送付先一覧表
府県名 |
市町村名 |
学校数 |
滋賀県 |
大津市 |
34 |
|
近江八幡市 |
11 |
|
草津市 |
12 |
|
守山市 |
9 |
|
志賀町 |
4 |
|
栗東市 |
8 |
|
野洲町 |
6 |
小計 |
|
84 |
京都府 |
京都市 |
181 |
|
宇治市 |
22 |
|
亀岡市 |
18 |
|
城陽市 |
10 |
|
向日市 |
6 |
|
長岡京市 |
10 |
|
八幡市 |
11 |
|
久御山町 |
3 |
|
京田辺市 |
9 |
|
井手町 |
3 |
|
大山崎町 |
2 |
|
山城町 |
2 |
|
木津町 |
7 |
|
加茂町 |
4 |
|
精華町 |
5 |
|
南山城村 |
4 |
小計 |
|
297 |
大阪府 |
大阪市 |
309 |
|
東大阪市 |
55 |
|
八尾市 |
29 |
|
守口市 |
19 |
|
枚方市 |
46 |
|
寝屋川市 |
27 |
|
大東市 |
16 |
|
門真市 |
17 |
|
四条畷市 |
8 |
|
交野市 |
10 |
|
吹田市 |
38 |
|
高槻市 |
44 |
|
茨木市 |
31 |
|
摂津市 |
12 |
|
豊中市 |
42 |
|
池田市 |
12 |
|
箕面市 |
14 |
|
柏原市 |
12 |
|
島本町 |
4 |
|
能勢町 |
6 |
|
豊能町 |
5 |
小計 |
|
756 |
合計 |
|
1,137 |
|
|
琵琶湖・淀川流域で、集合場所に1時間30分以内の市町村の小学校を対象とする。 |
|