4 船舶関係工業標準化の普及
規格集の刊行等
工業標準は、単に作成されるだけでなく、周知され、広く活用されてはじめて、品質の改善・生産の合理化に役立つものといえます。そこで本会では、次のような船舶関係工業標準化の普及活動を行っております。
国内
JIS F、JMSの規格及び関連国際規格等の標準化に関する情報を関係者にスピーディーに伝えるため当協会のホームページ(URL: http://www.jmsa.or.jp)に掲載すると共に、JIS
F規格集(船体、機関、電気編)を刊行し、且つJMS規格はコピーサービスにて提供しております。
又、プレジャーボート規格集(1997年版)も合わせ提供しております。これらの事業により船舶関係工業標準化の有効活用を図っております。
海外
JIS F規格集英文版を刊行し海外の主要な海運会社、関係団体などに配布して、我が国の船舶関係工業標準化の普及を図っており、輸出船、現地生産及び国際調達活動時の技術資料としても広く活用されております。
「プレジャーボート規格集」(1997年版)
「JIS F規格集」(2002年版)
「JMS規格」(コピーサービス)
JIS F規格集英文版“Marine Japanese Industrial Standards”
JISマーク表示品目
JISマーク表示製品は、品質、性能において、ユーザーの信頼を受け、広く活用されております。船舶部門において、工業標準化法(第19条第1項)に基づく国土交通大臣の指定した品目数は34品目を数え、品目に含まれる該当規格は99規格となっております。
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国土交通大臣によりJISマークの表示の認定を受けている工場は60工場、外国において承認を受けている工場は2工場となっております。
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JISマーク表示認定工場
工業標準化品質管理推進責任者 講習会・研修会
JIS表示認定工場では、定められた資格要件を満たしている「工業標準化品質管理推進責任者」を選任し、組織的な品質管理体制の整備を図ることが必要ですが、本会では国土交通大臣の指定に基づき、船舶部門のJIS表示認定工場等の品質管理推進責任者を育成するため、講習会及び研修会を開催しております。
現在までの受講者総数は、講習会で347名、研修会で133名に達しております。
JIS表示認定工場の定期指導
JISマーク表示制度の信頼性を維持していくためには、認定工場の検査方法、品質管理方法その他品質保持に必要な技術的生産条件の整備・充実を図る必要があることから、定期指導を実施しております。
工業標準化品質管理推進責任者講習会
年度 |
1981 |
82 |
83 |
84 |
85 |
86 |
87 |
88 |
89 |
90 |
91 |
92 |
93 |
94 |
95 |
96 |
97 |
98 |
99 |
2000 |
2001 |
講習会・研修会受講者総数 |
46 |
43 |
51 |
48 |
18 |
(24) |
(26) |
(24) |
20 |
13 |
16 |
(17) |
(15) |
(12) |
15 |
14 |
7 |
(15) |
17 |
16 |
23 |
指導工場数 |
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7 |
7 |
5 |
4 |
6 |
3 |
4 |
4 |
3 |
6 |
6 |
6 |
5 |
5 |
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( )内は研修会受講者数
本会では、ISO 9001品質マネジメントシステム及びISO 14001環境マネジメントシステムについて、企業・工場の受審準備活動を支援するため、各種研修コース・実地指導その他の支援活動の実施並びにISO 9001審査員候補者に要求される品質管理の知識を習得するための品質管理講習会を開催しております。
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企業・工場の準備活動と本会の支援活動(品質マネジメントシステム)
ISOセミナーの開催
(1)品質マニュアル作成コース(QD)
(2)内部監査員養成コース(QA)
(3)品質管理講習会(QC)
(4)内部環境監査員養成コース(EA)
企業のコンサルティング(EC)
(1)企業内説明会<勉強会>
(2)ISO 9001及びISO 14001審査登録実地指導
(3)ISO 9001及びISO 14001審査登録のコンサルタント
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