昨年のジョホール港のコンテナ取扱量前年比3.1%減
ジョホール港における2001年のコンテナ取扱量は、63万8,718万TEUと前年から3.1%減少した。同取扱量内訳は、国内貨物または輸出入貨物が全体の83.6%、残りは積み替えコンテナ。
ジョホール・ポート(JPB)は、同社の姉妹会社でジョホール州タンジョン・プルパス港(PTP)を運営するプラブハン・タンジョン・プルパス(PTPSB)との提携も視野に入れているとコメント。
ジョホール港における2001年の液体貨物取扱量は、前年を46.6%上回る1,255万トン。全取扱量の57.2%を占める燃料油は前年から2倍増の717万トン、パーム油は同6%増の337万トンだった。《10 Jun 2002, New Straits Times, Malaysia》
PTP港の時間あたりコンテナ取扱量、開港以来最大に
ジョホール州タンジョン・プルパス港(PTP)は12日、1時間あたりのコンテナ取扱量185個の開港以来最大個数を記録した。
PTPは同港の保有する東南アジア最大級のスーパー・ポスト・パナマックスふ頭クレーン5基による1時間あたりの積み下ろし回数が、1基あたり39回以上を記録したことによると表明し、同港が世界の主要港湾と並ぶ生産性を持つことを証明できたと述べた。
また、今年5月のコンテナ取扱量が、開港以来最大の20万8,000TEU以上であったことを明らかにした。 《14 Jun 2002, New Straits Times, The Sun, Malaysia》
PTPの魅力は料金だけではない
マレーシアのタンジュンプルパス港(PTP)のモフド・シディク最高経営責任者(CEO)は、シンガポール港湾公社(PSAコープ)が荷役手数料の引き下げなどのPTPへの対抗措置を導入したことについて、PTPは料金以外の分野でも魅力あるサービスを海運会社に提供しているとした。
同CEOは、マースク・シーランド、長栄海運(エバーグリーン・マリーン)の誘致に成功金が唯一の決定要素ではなく、速やかな意思決定、顧客のニーズに即応する態勢、荷役効率の高さにあるとした。
マースク・シーランドは、PTPで専用施設での運用を始めてから、シンガポール港より生産性が20%ほど向上したとしている。
PSAコープは、PTPへの対抗措置として空コンテナ取扱料の50%値下げ、10%の積み下ろし料金値下げ(1年限定)を決定している。
《05 Jul 2002, The Business Times, Singapore》
PTP港の拡張事業、来月初めに着工
マレーシアのタンジョン・プルパス港(PTP)の運営会社プラブハン・タンジョン・プルパス(PTPSB)は、第2期拡張工事を来月初めに着工する。同工事は、総工費30億リンギでバース8カ所(全長3キロメートル)の増設を予定している。同工事が完了すれば、バース14カ所全長(5キロメートル)の国内最大港が完成することになる。
拡張事業の第1期工事(総工費24億リンギ)ではバース6カ所の建設のほか、貨物取扱のペーパーレス化を導入し、年間取扱能力が450万TEUと向上した。
《16 Jul 2002, New Straits Times, The Star, Malaysia》
エバーグリーン、PTPへの移転開始
シンガポール港からタンジュンプルパス港(PTP)に東南アジアのハブ港を移転したエバーグリーン・マリーン(長栄海運)が、正式にPTPでの運用を始めた。移転第1船として、先週末コンテナ船ユニ・コンコード号(1,032TEU)が入港した。
《27 Aug 2002, Business Times, Malaysia》
PTP港、シンガポールとの事業協力を示唆
タンジュンプルパス港(PTP)社のモハマド・タウフィク会長は、PTPがシンガポール港湾公社(PSAコープ)と将来、事業協力する可能性を示唆した。
ジョホールバルで24、25日に開催された港湾・ロジスティクス会議で、香港理工大学のドン・ウクソン助教授の質問に対し、同会長が、港湾運営産業が今後より複雑化する可能性を指摘し、PSAコープとの不必要な競争は避けるべきであると答えたもの。
《24 Sep 2002, Bernama, Malaysia》
IMWD、PTP港拡張工事を受注
マレーシアとオランダとの合弁会社IMWDが、ジョホール州タンジュンプルパス港(PTP)の拡張工事を総額11億リンギで受注していたことが明らかになった。
IMWDは、オランダのバラストHAMドレッジング社と、マレーシアのマーリーン・ウォークスとの合弁会社。
拡張工事には、3,300立法メートルの埋め立てを行うほか、3,900万立方メートルの軟泥除去による航路の水深16mまでの浚渫等が含まれる。
バラストHAM社は、1990年代後半にもPTP港の拡張工事を施工している。マーリーン・ウォークスとの合弁は今年7月、マハティール首相の立ち会いの下で行われた。
《19 Nov 2002, Business Times, Malaysia》
PTP港、新たにクレーン2基導入
ジョホール州にあるタンジュンプルパス港(PTP)に、同港開発のフェーズ1としては最終となる、2基のクレーンが導入された。
同港のふ頭用大型クレーン(スーパー・ポスト・パナマックス対応)はこれで24基となり、貨物取扱能力は450万〜500万TEUに拡大した。
マレーシアのMMCエンジニアリング&コンストラクション社(MMCEC)と中国の上海振華港機の合弁会社MMC-ZPMC社が納入した。
《04 Dec 2002, Business Times, Malaysia》
PTP港、貨物取扱量が年率30%増
ジョホール州のタンジュンプルパス港(PTP)の2002年の貨物取扱量が266万TEUに達し、当初の目標だった250万TEUを上回った。2001年の205万TEUからは約30%の増加となった。
経済状況が不安定な中で新市場の開拓を図ったこと、エバーグリーン・マリーン(長栄海運)がシンガポールから拠点を移したことの2つが需要増につながったとPTPはみている。 《03 Jan 2002, Shipping Times, Singapore》
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