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Masirah島
 首都マスカットの南約400kmに位置するMasirah島は人口約2万人(内オマーン人約7,000人、他は大半がインド人)を有し、オマーン国唯一のフェリー航路(Shenna〜Masirah)を持つ。現在、本航路を250DWT程度のフェリー8隻が運航している。アラビア半島側の港Shennaに1つ、Masirah島側に4つのバースがあるが、いずれも私設であり、周辺水深が浅いため満潮時にのみ運航が可能となる。そこで政府は、2001年7月、Masirah側に145mバース(周辺水深5m)の建設工事を着工、2003年半ばに完成予定。完成すれば同バースに12隻のフェリーの停泊が可能となる。現在運航中の8隻のフェリーはいずれもドゥバイ、シンガポール、インド等からの中古船で、新たに4隻を同諸国より中古買船の予定。また、政府はShenna側のバースも現在より水深の深い場所に建設することを計画している。
 
<Shenna側私設バース:水深浅く満潮時にのみ運航>
 
<Shenna側新バース建設計画地>
 
<Masirah側私設バース:未舗装のまま>
 
<Masirah側私設バース(3本見える)>
 
<現在建設中のMasirah側新バース:全長145m>
完成時には12隻のフェリーが寄港、停泊可能
 
<左記新バース用ブロック>
 
<就航中の250DWT型カーフェリー(船名:DANA)>
1977年建造
1988年Dubaiにて買船(船価8万Rial:約2,500万円)以来Shenna〜Masirah航路を就航中
2000年Dubaiにて受検
DnbaiのJabal Ali Portには乾ドック1、浮ドック2がある
 
<Masirah島北部に位置する米軍駐留キャンプ>
イラク攻撃に備え軍備拡張中の様子であった







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